【京都のへそ】には聖徳太子の六角堂と生花発祥の地があった!「頂法寺」
烏丸御池と四条烏丸の間、まさに京都のど真ん中にあるのが「頂法寺」。
烏丸御池駅から徒歩5分、四条、烏丸駅からも5分ぐらい。
京都の中央に位置し、実際、”京都のおへそ”なるものがこのお寺にはある。
が、「頂法寺」と聞いても、京都人は意外と知らないかも。
なぜなら、ほとんどの人がここを「六角堂」と呼んでいます。
さて、”京都のおへそ”と呼ばれるこの六角堂、待ち合わせや場所の説明によく出てくるんだけど、実はけっこう古い。
だって、聖徳太子が建てたというのだから!!
マジか。奈良時代の人じゃん。京都関係ないじゃん。と思ってしまうのだが、
四天王寺建立のための材木を探して京都まで来たそうです。ほんとかな。
近くにあった池で体を清めてたところ、持っていた念持仏が動かなくなり、ここに留まると言い出したそう。
いやマジでほんとかな笑。
まーそのあたりはそっとしておくとして、さらにこの寺にはすごいことがある。
なんと、生花発祥の地!! これもすごいなー。京都の発祥シリーズまとめてみようかな。
聖徳太子が身を清めた池の近くに、小野妹子を始祖とする僧侶の住坊があり、これを「池坊」という。
そう、あの「池坊」ですよ。
で、ここの住職は代々、仏前に花を添える時、どうやったらいい感じかなーって考えてきた。
それが室町時代になって、生花になったそうです。
最初は仏教関係だったんですねー。なんとなく納得。
とまあ、いろいろとありがたい感じ。
さらにいうと、”京都のへそ”と言うだけあって、めちゃくちゃ街中にあってアクセス最高レベルの観光スポット。
また、六角堂の隣が「スターバックス」。
なんとガラス張りの建物の中からドーーントした六角堂をコーヒーを眺めながら見られる。
京都観光で疲れたひと時を観光しながら休憩する、と言う高度なテクニックも可能。
ぜひ、「うーん京都観光で手短にもう1つぐらい見て回りたい」なんて時にどうぞ。
その名も「六角通り」沿いに建つ「頂法寺」。超街中、ビルに囲まれてつつも、威厳ある門構え。
ちなみに京都の通り名を覚える歌、「姉三六角蛸錦」は京都人の間ではあまりに有名。
姉小路通り、三条通り、六角通り、蛸薬師通、錦市場で、北から東西の通りを順番に歌ったもの。
これは便利!
立て札ももはや六角堂。京都で六角堂と言えばここでしょう。
門の裏側にはたくさんのお札が貼ってあり、なんかにぎにぎしい感じ。
本堂です。風格があっていいねー。
デカ提灯、垂れ幕とお寺らしさ満点。
ろうそく入れも六角形ってのもいいね。
線香の台を支えてるのはうーん誰?子供?
それとも鬼?
三千院のお札にも似てるし。よく分からん。
御本尊。きらびやかで綺麗に掃除されてる。町の人に愛されてるなー。
縁結びの柳。昔、嵯峨天皇が「嫁、ほしい!」と思ってたら夢の中で「六角堂の柳のとこ行け」と言われたそう。
特に好きな人がいるわけじゃないパターンの縁結びはちょっと珍しい。
ちょっと引いてみるこんな感じ。なんか福島のさざえ堂みたい。ごつごつしてるな。
て言うかまわりのビル群とのギャップ笑。すごいなー。
となりのビルのエレベーターで上から見られる。確かに六角形だ。
これは上から見るに限る!
で、戻ってこれが「京のへそ」。
桓武天皇が平安京を作る時、六角堂が道路の中央にあったのだが、お願いすると、
ちょっと移動してくれたそうです! すごいな。なんでもありだ。
で、この石はその時の礎石なんだって。
その後、京都のどまん中、センターにあるので、「京都のへそ」って言われてる。
穴蔵っぽい祠の中には不動明王様も。なかなか見所多い。
売店もあります。お土産もサクッと買えて便利。「へそ石餅」が有名。
六角堂(頂法寺)
〒604-8134 京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町
TEL: 075-221-2686
拝観時間: 6:00–17:00(納経時間 8:00–17:00)
拝観料: 無料(境内自由)