「葵祭」のオススメの楽しみ方、効率のいいまわり方。





京都三大祭りの一つ「葵祭」(ちなみに残り二つは「祇園祭」と「時代祭」)。

平安時代に祭りと言えば「葵祭」のことを指したほど、日本のお祭りの代表格です。

下鴨神社と上賀茂神社の例祭で、毎年5月15日に行われる。

【葵祭の見どころ】

ざっくり、葵祭の見所を言うと2つある。

一つは、総勢500名を越す平安貴族の装束を身にまとった行列。

もう一つは、下鴨神社で行われる馬の駆競(かけくらべ)。

行列はまさに京都らしい雅な行列。京都御所を出て、下鴨神社、上賀茂神社に向かう。

これは、まさに街中を行列するので、どこかで待ち構えて見るのがベスト。

「駆競」は糺の森の中を疾走する馬がかっこいい勇壮なイベント。

こちらは森の中の屋内みたいで楽しい。

どちらも確実に観覧するなら有料席があるけど、お金を払わなくても十分楽しめます。

葵祭11

【葵祭の起源、歴史】

起源は、欽明天皇(在位539〜571年)のころ、馬の駆け競べをして、五穀豊穣を願ったのが始まり。

って、「競馬」ってもしかして、最初はそんな意味があったのかな?

「葵祭」と言われるようになったのは江戸時代。牛車や勅使の衣服や冠、などに葵の飾りをするようになったため。

意外と途中からだったんですね。

葵祭22

【斎王代って何?】

で、途中から始まったと言えば、「斎王代」。戦後の1953年からスタートした。

民間の未婚の女性の中から選ばれるので、京都では「今年は誰々さんに決まりました」とニュースになる。

「斎王代」とはその名の通り、斎王の代わり。

斎王とは、神に仕える未婚の内親王や女王のこと。

斎王代は斎王の代理として、葵祭を盛り上げています。

【「葵祭」の楽しみ方、まわり方】

先に紹介したように、メインイベントは「行列」と「駆競(かけくらべ)」。

【出典:https://www.kyokanko.or.jp/aoi/junkou.html】

図の通り、京都御所を出て、丸太町通り、河原町通、下鴨神社、北大路、賀茂川沿い、上賀茂神社と通ります。

オススメは、朝は眠いので笑、下鴨神社の「駆競(かけくらべ)」からスタートがいい。

これなら、1時ぐらいに行けば十分。

最寄駅は京阪電鉄、叡山電鉄の出町柳駅。

下鴨神社の西側、下鴨本通から入って行けばすぐ「駆競(かけくらべ)」会場にぶち当たります。

下鴨神社の南の入り口から入ると、人混みがすごいので、横から入るのがベスト。

「駆競(かけくらべ)」は糺の森、南北を走ります。

葵祭り33

はい、下鴨本通から東へ向かう感じで、糺の森に入るとこんな感じです。

会場、南北の一本道のど真ん中のいいところです。

葵祭り444

それにしてもすごい人。そして馬が南の方から猛スピードで駆けてきます。

これはナイスポジション!!

もちろん、最前席は有料なのかもですが、お金は払わなくても十分見られます。

葵祭り555

まずは、スタート地点の南に向かって馬と騎手たちが歩き出します。

この行列を見るのも、華やかでいいですね。

葵祭り777

キタキタキターーー!!

ものすごい勢いで馬が駆け抜けて行きます。

平安時代の衣装で、まるでここだけタイムスリップしたかのよう。

葵祭り777

馬が全速力で、しかもこんなにも近くを走るのを見ると、けっこうな迫力です。

葵祭を子供と見るなら、しかも男の子なら、やっぱりこれは外せません。

葵祭り888

勇壮な「駆競(かけくらべ)」を見た後は、賀茂川沿いの原っぱで休憩、ランチはどうでしょうか。

5月のぽっかぽかな日差しの下、楽しいピクニック間違いなしです。

ややもするとちょっと暑いので、ここなら木陰がたっぷり。

ここで一休みして、今度は行列を見る、という寸法です。

14時40分に行列が始まるので、それまでゆっくり英気を養ってください。

葵祭8888

のどかだなー。京都の好きな場所です。

一休みしたら、北大路へ向かいます。

「駆競(かけくらべ)」1111

北大路通りあたりだと、かなり人もまばらになってきて見やすいです。

現代の街並みに突然、平安貴族たちが迷い込んできたかのような、不思議な光景です。

それにしてものんびりとしたものです。

お祭りっていうと、お神輿担いで「ソイヤ!ソイヤ!」的な勇ましいものを想像するけど、

そこはさすが雅な京都、厳かなものです。

葵祭321

車系は角を曲がる時に、ぐるぐるっと従者たちが大回転をするのが見もの。

まーこんな感じで葵祭を楽しんで見てはいかがでしょうか。

葵祭のオススメの楽しみ方は、あんまり焦ったり急いだりしないで、ゆったりと見物すること。

でないと、せっかくの休日が疲れちゃいます。

時間配分、どこでどういう行事が行われるのかをしっかり把握しておけば、全然大丈夫です。

雅な祭りを楽しんでください。

 

葵祭
(下鴨神社)
京都府京都市左京区下鴨泉川町59
075-781-0010

京都府京都市左京区下鴨泉川町59


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