京都の銘菓「粟餅所 澤屋」は北野天満宮に行ったら必ず寄るべし!
京都は「北野天満宮」の今出川通りを挟んだ向かいにあるのが「粟餅所 澤屋」。
「粟(あわ)」ですよ? 「栗(くり)」じゃないですよ。
昔は、稗や粟はお米が食べられない、庶民のものでしたが、
いまや生産しているところがなく、高級食材になってしまいました。
「澤屋」でも、九州や四国のものを使用しているそうです。
さて「澤屋」。北野天満宮の門前だけにたくさんの名物がひしめき合ってますが、
澤屋の粟餅もその一つ。
なんと創業は天和二年、1682年。創業336年! もう京都の老舗って過ごすぎる。
しかも創業より50年前、全国の名物を載せた「毛吹草」なる書物に、
すでに「北野粟餅」が紹介されていたそうです。すご。
400年近く名物ってことじゃないですか!
の、わりにお店の外観は質素笑。
全然格式張ってない。時代劇のセットのような外観は、雰囲気よし。
お店のショーウインドウには粟餅が飾ってあります。
確かに現代人では、粟餅って聞いただけでは、イマイチどんなものか想像できませんからね。
しかもディスプレイの仕方がわかりやすくていい。
粟そのもの、ウスでついて、完成品。の3つが展示してあるから、原材料から商品までなんとなくわかる。
これ、けっこういい紹介の仕方ですね。
粟ってこんな形の植物だったんだー。
こんな小さなつぶつぶの実、殻から出すの大変そうだなー。それともそのまま食べるのかな?
入り口入ると、もういきなり作ってます。
粟餅は「搗(つ)き立て」が一番美味しいそうで、注文からその場で作るそうです。
なるほど、このこだわりが400年近く名物になってる理由でしょう。
先にお金をチャチャっと払って席に着きます。
店内はそんなに広くないです。
相席もあり。
昔は北野天満宮にお参りに来て、旅人同士が語り合ったりしたんでしょうね。
どこから来た?とか。
それにしても、京都の老舗の店内の間取りっていびつな形が多い。
はい、こちらが名物粟餅。こし餡で包んだものときな粉をまぶしたもののセット。
お茶も付きます。
こし餡は甘さ控えめ。めちゃくちゃシンプルな味わいで美味いなー。
そんなに甘いの好きじゃないから、って人も本当にペロリと食べ終わっちゃいます。
まさに自分がそうでした笑。
ちょうどいい量、っていうか、もうちょっと食べたくなるから不思議。
お昼食べたばっかりなんだけど。
スイーツって言うほど甘ったるくないからかな。
なんでしょう、スイーツ界のおせんべいと言うか。
あと引く美味しさですね。
これはこのあたりに来たら、絶対寄りたいお店ですね。
テイクアウトももちろんありますが、すぐ食べてほしい銘菓です。
粟餅所 澤屋
京都市上京区今小路通御前西入ル紙屋川町838-7
075-461-4517
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