京都の「石清水八幡宮」で厄除けしたら、ご利益ありましたよ。
徒然草の「仁和寺にある法師」でも有名な「石清水八幡宮」。
仁和寺の法師が石清水八幡宮を訪れ、男山の山頂にある本殿を見ず、
ふもとだけを見て石清水八幡宮のすべてを見たと思って帰ってしまったという話。
と仁和寺の法師が勘違いしてしまったのがこちら。
八幡宮のシンボル、鳩のマークがかわいい。ほのぼの。
お守りやお土産も鳩マークでこちらもオススメ。
最寄駅は「八幡市」駅です。
ふもとはこちらの社殿が一つ。
これを見ただけだったら、さぞや仁和寺の法師も拍子抜けだったことでしょう。
奥へ進むと源頼朝が奉納した「頼朝公ゆかりの松」。
源頼朝も公式参拝してます。
八幡様は源氏の氏神ですからね。
武家の名門が氏神にするように、必勝、弓矢の神として有名です。
源義家がこちらで元服し、八幡太郎義家と名乗ったり、平将門の乱の平定の際、
朝廷がこちらで祈願して見事平定したりと、勝負事にご利益あり。
さらに、厄除けとしても超有名。
かく言う自分も厄除けで行ってきました。
厄年に行ったところ、特に厄災もなく、平穏に過ごせたのでこちらのご利益でしょう!
信じる者は救われる!ってことで笑。
情報社会の現代では、しっかり前情報を入れ、男山の上の本殿へ向かいます。
男山ケーブルもありますが、ここはちゃんと登りたい。
なかなかの石段。これはけっこうしんどい。
途中、松花堂弁当を発案した松花堂昭乗の方丈跡なんかもあったりします。
松花堂弁当とは、四角い弁当の中に十字の仕切りを付け、いろいろなおかずを
入れられるようにしたアレです。
あちこちに歴史や文化を感じさせる史跡があり、興味深いです。
男山山頂に到着。しんどい、と言っても20分くらいで着きます。
ちょうどいい運動って感じです。
境内には夥しい数の灯籠が。
このあたりはパワースポットとしても有名です。
重森三玲が作庭した庭もあったりで見どころ満載。
石畳の真ん中に突如現れるのが「一ツ石」。「勝負石」とも呼ばれます。
いろいろな言い伝えがありますが、とにかくご利益がありそうです。
八幡造り本殿。国宝です。きらびやかです。
三代将軍徳川家光が修造。なので、150点以上ある欄間彫刻など、
装飾が日光東照宮ぽいところもあります。
織田信長が「金の雨樋」を寄進していたり、
辰年の徳川家光が尊敬する祖父の徳川家康の干支が虎のため、
竜と虎の欄間彫刻の位置を通常と変えていたりと、いろいろな逸話があるのもおもしろい。
名工の左甚五郎の作と言われる「目貫きの猿」のエピソードも楽しい。
昔、欄間装飾の猿があまりに見事だったため、欄間を抜け出し、田畑を荒らした。
そのため、猿の目に釘を刺して抜け出さないようにしたそうな。
歴史上の人物たちとの逸話とファンタジーが共存するってのが京都のおもしろいところだなー。
厄除け、厄払いをする場合はこちらの本殿内部に通されます。
そして「八幡御神矢」をもらえます!!
HPによると、古くから最も丁寧な厄除け参りとされているそうです。
そして、なんとこの「石清水八幡宮」、あの発明王エジソンと深い関係があります!
エジソンが電球を研究中のころ、日本の扇子を手にします。
そして扇子に使われていた、竹を使って電球を試作してみたところ、電球の寿命が飛躍的に延びる!
そこであちこちの竹を使ってみたところ、この「石清水八幡宮」の竹が一番良かったそうです!
と言うことで、エジソンの記念碑があります。意外なつながりですね。
それがこの竹です。
うーんここから世界中を照らす電球が発明されたなんてスゴイっす。
さて、石清水八幡宮のお土産。たくさんあります。
八幡宮らしい「鳩もなか」、さらにこの辺りの名物「走井餅」も!
三条小鍛治宗近という名工が刀を研ぐ時に使っていた井戸「走井」の水を使って、
餅を作ったところからこの名がついたそうです。
なので形もちょっと刀っぽい。やわらかい餅が餡を包んでおります。
ちなみに祇園祭で出てくる山鉾「長刀鉾」の刀を作ったのは三条小鍛治宗近。
さすが名工ですね。
ほかにも「厄除けうどん」「厄除け甘酒」「厄除けぜんざい」も笑。
ほんとかよー笑。
石清水八幡宮
京都府八幡市八幡高坊30
075-981-3001
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