【化野念仏寺】8000体の石仏が圧巻過ぎる異世界!
京都、嵯峨嵐山は日本有数の観光地。いつも観光客でごった返してます。
が、嵐山周辺こそ、人がたくさんいますが、ちょっと外れて行くと、
そこはもう時代劇ばりに日本の昔の景色をとどめています。
京福電鉄の嵐山駅から徒歩30分くらい、観光客もだいぶいなくなって、
山の麗に沿って歩いていったところにあるのが「化野念仏寺」。
さて、京都で「野」がつく場所は基本的には昔は風葬していた場所。
なので、「嵯峨野」「鳥野辺」はもちろんそういう場所です。
「化野」も言わずもがな。さらに「化」には、「生が転じる」という意味なので、
「お化け」ということになるわけです。
というわけで、若干ビビリながら向かった「化野念仏寺」。
さらにいえばこのお寺の見どころは8000体の石仏!!
化野に散在していた無縁仏を掘り出して集めたそうです。
境内は静かでなんとも神秘的。
苔むした境内には、石仏でできた釈迦三尊像など、都の煌びやかさとは無縁の世界。
お寺の起こりは空海が野ざらしになっていた遺骨を埋葬したこと。
その後、法然が念仏道場を開いたことにより、現在の名前となりました。
空海、法然とビッグネームが関わってきますね。
仏舎利でしょうか。
なんとなく「天空の城ラピュタ」を思い出させる。
きれいな境内ですが、夜は怖いんだろうなー。
ここで肝試しとかしたら、ハンパなく雰囲気出るでしょうね。
苔むした向こうに広がるのは8000体もの石仏。
中では写真を撮ることはできません。
おわーこれはすごい光景だなー。「西の河原」と呼ばれてます。
石仏の一つ一つが人のように見えてきて、すごい群衆。
実際、石仏一つ一つが人間一人一人に死後作られたわけですし。
石仏も多いけど、石塔もものすごい数。
ちなみに化野(あだしの)は、仏教用語ではかない、むなしい、という意味だそうです。
8月の23日、24日には「千灯供養」が行われます。
石仏にろうそくが灯され、かなり幻想的な光景となります。
うーん不謹慎かも知れませんが、もはやイルミネーションのようだったりします。
化野念仏寺
京都府京都市右京区嵯峨鳥居本化野町17
075-861-2221
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