京都【石像寺・釘抜き地蔵】で見知らぬおじいさんから強力な願掛けを教わった。
京都の千本通り、上立売町上ルにある「石像寺」。別名「釘抜き地蔵」。
京都駅からは市バス206系統、「北大路バスターミナル行」で25分、
「千本上立売」で降りたら徒歩すぐです。
この辺りは電車だとちょっと遠いのでバスですね。
朝5時30分から開いてるので、京都観光のトップに持ってきても、まだまだ回れます。
地元の人に愛されてるのがよくわかる、とにかく人がひっきりなしに訪れる。
それでもポツリポツリと絶え間なく人が来るってくらいのちょうどいいお寺。
服装などから、ほとんどが近所の人ってのがよくわかる、いいお寺です。
三門がもう一回。こっちの提灯には「釘抜地蔵」。
こっちのほうが有名です。
境内。こじんまりしてるけど、小綺麗でいい感じだな。
819年に空海が創建した由緒あるお寺です。
中国から帰ってきた空海は石を持って帰り、その石に地蔵を彫った。
その地蔵菩薩がこのお寺の御本尊です。
この地蔵菩薩、苦しみを抜いてくれる、というのでそれが訛って「釘抜き地蔵」と呼ぶように。
さらに「釘抜き地蔵伝説」があります。
室町時代の商人が両手に原因不明の痛みを感じていた。
そこで石像寺に7日間の願掛けをすると、夢に地蔵菩薩が現れて、
その痛みは前世でお前が、呪いの藁人形に八寸釘を打ち付けた報いだ、と言われてしまうが、
夢から覚めると、その痛みがウソのように消えたという。。
相変わらず、京都の伝説常におどろおどろしいなあ。。
釘抜き地蔵の異名を取るだけあって、このオブジェ。
ちょっとポケモンGOのポケストップみたいだ。
クルクル回りそう笑。
このペンチみたいのが釘抜き。
もはや法具みたいだ。たくさんの人になだられ、色は変色、ぬめりとした艶がある。
うーんこちらはどなたなんでしょうか。
目が怖い。
提灯にもびっしり釘抜きの絵柄。
なんかお祭りっぽい。
さて、釘抜き地蔵と言えば、コレです!!
ズラズラーーと並んだ釘抜き地蔵特製絵馬。
釘抜きと八寸釘。すごい光景。
こりゃ壮観だなー。
ぐるっとお堂のまわりを囲んでいます。
扉の留め金も釘抜き笑。コレはいいアイデア。
鎌倉時代の石像も。
徳利持ってる仏像。てか頭の上に顔がいっぱい。
宴会の神様なのかな。
こっちは杖の先がジャラジャラと銭。
いろんなお地蔵さんがいるなー。
と、そんな時、近所のおじいさんらしき人が、境内にある木の棒を集めて、ぐるぐるお堂を回り始めた。
「なにしてるんですか?」
と尋ねたところ、願掛けをしているという。
順番としては、
1 自分の数え年(年齢プラス1)と同じ数の木の棒を取る。
2 本尊と繋がっている三鈷杵(さんこしょ)を撫でる。
3 願い事を祈りながら本尊を拝む。
4 チーンと鳴らす。
5 お堂をぐるっと一周する。
6 一周し終わったら、木の棒を一本戻す。
これを数え年分繰り返す!!
暇だったからやってみた。これで十二分にお参りしたことだろう。
ところで、そのおじいちゃん、絶対数え年分なら見た目的に80回はお堂を回るはずなのに、
途中で終わってた笑。15周くらいで終わってた。なんじゃそりゃ!
石像寺(釘抜き地蔵)
京都府京都市上京区千本通上立売上ル花車町503
5時30分~17時