日本料理、和食の最高峰が味わえるエリア、京都・祇園。
若旦那衆が夜な夜な集まる場所だけに、もうとんでもなく高額な和食店がひしめき合っている。
そんな中で、「若いカップルが和食を手軽に味わえる」を目指すお店がある。
ありがたい。若いカップルじゃなくても笑。
祇園にして、なんと一人6000円のコース一本勝負!!
なんともストレートなメッセージがうれしい。
コレなら本格京料理、初挑戦の若いカップルでも行きやすいですね。
場所は「祇園四条」駅から徒歩2分。駅からのアクセスも至便。
南座の裏手の細い路地の奥にあります。
この隠れ家感がまた気分を盛り上げます。
店内も純和風のいかにもな内装で京都気分を堪能できます。
6席のカウンターとテーブルが一つ。
ご主人一人でやるにはこのくらいが限界。
そうやって人件費を削って、こっちに還元してくれてるんだろうな。
牡蠣のおかき揚げ。季節によってもちろん内容は変わります。
サクサクとした食感とトロリとした牡蠣の身、不味いワケがない!
渡り蟹のしんじょう、聖護院かぶらのみぞれ仕立て。
聖護院かぶらってのが観光者にはうれしい。京の冬の味覚ですからね。
水菜と柚子も京料理の欠かせないお野菜。
野菜は京都で400年以上続く農家、樋口農園のもの。
なんと、店主は若いころ、樋口農園の手伝いをしていたこともあるそう。
ちなみに店主、京都の名店「杢兵衛」で修行されておりました。
なので腕前もしっかり正統派。
ヨコワ。関東では「メジマグロ」と呼びます。
要は若いクロマグロ。なんで関東と関西で呼び方違うんでしょうね。
「関東だとメジマグロって言うんですよ」って関西の人に言ったら、
「なんか美味しそうじゃないね」と言われた笑。
魚は三重、伊勢から天然物を仕入れているそうです。
さすが本格派、ぬかりなし。
ていうか、よくこの値段でやっていけるなー。
還元率半端ないです。
モチモチっとした食感と若い魚らしいさわやかな味わいがいい。
ただ醤油を使うんじゃなくて、塩昆布などで味付けするあたり、京料理ですねー。
カブのきのこあんかけ。
冬の野菜の味覚を堪能。これはコースとしてかなりヘルシーな構成だなー。
焼き魚。野菜と魚が組み合わせが多いです。
この後、土鍋で炊いたごはん、ごはんのお供に漬物など7種類ぐらいから選べます。
デザート。お豆腐にクルミ、柿が入っ和洋折衷な一品。
上品、というかやさしい味。
全体的に店主のやさしい人柄が出たコースでした。
まだ若く、物腰もめちゃくちゃソフトなので、京料理初、本格和食初、祇園初、な方は行きやすいでしょう。
隠れ家感もあるので、なんだか祇園通ぶりたい人もいいかもです笑。
食たく かとう
京都市東山区大和町15-2
075-561-5100
18:00~21:30LO、23:00閉店
日曜定休
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