無料公開となった「京都御所」は日本人なら一生に一度は行きたい!
京都のど真ん中にある「京都御所」。
2016年より、なぜか突然、無料公開となりました! なぜだ!?
それまでは春と秋に各5日間だけ入れただけだったのに。。
まーいいことです! というわけで行ってみました。
この長い塀の向こう側。前々から気になっておりました。
ちなみに「京都御所」は「京都御苑」の中にあります。
最寄駅は「丸太町」と「今出川」駅。どちらも徒歩0分。
だって、丸太町から今出川駅まで南北に続いてますから。
こちらが入り口。「どうぞどうぞー」と警備の人が呼び込み!?
うーんなんかイメージ違うなあ。八百屋みたいだ笑。
でも、これ以上ないぐらい格式ない場所なのに、フレンドリーでありがたい。
一応、荷物チェックなんかもあって、厳重ではあるんだけどね。
京都御苑内。ほー。こんな感じか。
建物が点在してる感じですねー。距離とって贅沢な土地の使い方。
松の木もこんもりしてて、上品な感じ。
ところで京都御所、794年の平安還都からこの場所だと思ってませんか?
違いますよ!!
794ウグイスの時は、もうちょっと西、千本通り沿いにあった。
それが、南北朝時代、14世紀中頃に北朝の内裏として定着したのが今の場所。
一般的なイメージだと、京都の街の真ん中、その北のほうにあるイメージですが、
ちょっと東にあるのはそういう理由なんですね。
瓦は当然、菊の御紋。本家本元な感じがするなー。
檜皮葺きの屋根も本家本元です。こうやってみると、本を読み途中みたいな形だな。
こちらは新御車寄(しんおくるまよせ)。大正天皇即位の際、自動車でこられた方ように作った。
時代の返還を感じさせる話。
この朱色の門の奥には、なんと、あの「紫宸殿」!!
おお、マジか!! まさかこの目で見ることができる日が来るとはっ!!
歴史小説や大河ドラマ好きとしては、あの本でしか読んだことのない、セットでしか見たことのない、
あの紫宸殿を見ることが出来て感激!
京都御所において、最も格式が高い正殿。即位礼など重要な儀式が行われた場所。
この建物は安政2年(1855年)の造営だそうですが、それでも十分歴史があるなー。
安政の大獄の前ですよ。すごい。慶応4年(1868年)の「五箇条のご誓文」はここが舞台。
明治、大正、昭和の天皇即位礼はこの建物で実際に行われた。
紫宸殿上から見て、左側にある木が有名な「左近の桜」! おお。
なんかここに来たらやっぱりパワースポット的な風水的ないい気が流れてるような気がした。
空の雲もなんか、かっこいい感じに笑。
700年以上、殿上人がいた場所だもんなー。
そういういい気の流れがある場所なのかもしれない。
続きましてこちらも超有名、「清涼殿」。天皇の日常のお住まい。
歴史小説なんかだと、よく出てきますねー。
天正18年(1590)年に御常殿にお住まいが移ってからは、儀式の際に使用された。
って、ちょうど「本能寺の変」の年かー。話しがデカイ。
うーん寒そうだな。と、思ったけど、「清涼殿」というだけあっていかに涼しい部屋だったそうです。
昔の京都人は、「寒さと暑さ、どっちが辛い?」と聞かれれば迷わず「暑さ」だったそうです。
なので、「清涼殿」とは、涼しくていい建物、ということだそうです。
で、実際涼しくなる工夫がしてあり、例えば、殿の前には水が流れるようにしてあったり、
その水の上を通った冷たい空気が、建物下の通気口から建物の中に入っていくつくり。
へーなるほど。
まー寒さは確かに火鉢をたくさん置いて、障子を閉めれば暖かくなったけど、
暑さだけはどうしようもなかったでしょうからね。
「小御所」。そうです、「小御所会議」の現場。
明治天皇、西郷隆盛、大久保利通、岩倉具視らが集まり、徳川慶喜、徳川家の処遇を決めた場所。
うーん、幕末オールスターによる会議の場。「清洲会議」どころじゃーない。
「御池庭」。もう、天皇絡みの場所は全部シンプルに「御」を付けるだけ笑。
「蹴鞠の庭」。そう、ここで蹴鞠が行われたそうです。
確かに蹴鞠するのにいい感じの広さと家からの近さ笑。
一般の家庭だったら、「ちょっとキャッチボールでもしない?」「いいよ」ぐらいのお手軽感。
行ったのは12月。これは紅葉時期ならもっときれいなんだろうな。
甍と松と紅葉。なんか日本の美意識の原風景っす。
700年以上基本変わってないので、とにかく木々がでかい、高い。
さすが唯一無二の場所。
こちらが「御常御殿」。天正18年からの天皇のお住まい。
南面に上、中、下段を設けて、儀式や対面の場とした。
神器を収める部屋や寝室など15部屋ある。全て畳敷きの豪華な御殿。
と、歴史好きにはたまらない「京都御所」。
歴史の重みを感じつつ、なんとなくパワースポットのような高貴さ空間でもありました。
日本人なら一生に一度は行ってみることをオススメします!
京都御所
京都府京都市上京区京都御苑3
宮内庁管理部管理課参観係
TEL:03-5223-8071(直通)
宮内庁京都事務所参観係
TEL:075-211-1215(直)
9月及び3月 9:00~15:50(最終退出 16:30まで)
10月~2月 9:00~15:20(最終退出 16:00まで)
4月~8月 9:00~16:20(最終退出 17:00まで)