京都三大漬物の一つ、千枚漬け発祥の店「大藤」で冬のお土産は決まり!





にぎやかな京都の台所、錦市場から1本外れた麩屋町通りにある「大藤」。

河原町駅から徒歩5分とアクセスもよし。

京都の冬ってものすごく寒い、なのでちょっと行く気しない。

第一、京都の冬ってなんかいいことあるの?と思っていませんか。

いや、実際、ものすごく寒いんですけど笑。

が、まず、観光客も比較的いなくて目的地までスムーズ笑。

池波正太郎も京都は冬がいい、と言っております。

年末にふらっと京都に行くのが恒例だったと、

著書「江戸の味が食べたくなって」にも書いております。

グルメで言えば、日本海のカニが続々と京都に集まってくる、など

楽しみな食べ物もありますが、庶民には高嶺の花。

庶民でもイケる、冬らしい京都の食べ物と言えば、でまず思いつくのは「千枚漬け」。

「柴漬け」「すぐき」と並ぶ京都三大漬物の一つです。

その千枚漬け発祥の店がこちらの「大藤」。

江戸時代末期、幕末の動乱の最中。

御所で働く一人の料理人大黒屋藤三郎が、京野菜の聖護院蕪を使って、浅漬けを作ったのがはじまり。

宮中で大評判となり、慶応元年に「大藤」の屋号で店を構える。

当然、京都の町でも評判となり、千枚漬けと呼ばれるようになりましたとさ。

千枚漬けと呼ばれる理由は、聖護院蕪を千枚にもなるように薄く切って、漬けたところから。

蕪の乳酸発酵による酸味と、昆布の旨味、さらにそこに添えた壬生菜とのバランスがいかにも京都らしい漬物。

漬物屋の店先に、蕪の皮が置かれている風景は、まさに冬の京都の風物詩。

聖護院蕪が採れるのが、冬のため、この時期限定の名物。

京土産にオススメです。

大藤

こちらが「千枚漬本家 大藤」。本家と名乗れるのは京都でもここだけ。

大藤9

店先には聖護院蕪の皮が。ここで作られてるんだなー。

浅漬けなので、やっぱり鮮度が命ってことかー。

大藤8

店内。いたってシンプル。ふつーの漬物屋さんだな笑。

まさか京都三大漬物の発祥の店とは思えなんだ。

大藤5

千枚漬け専門、というワケではなく、京都の漬物がたくさんあるので心配ご無用。

いろいろ見てから決めてくださいまし。

大藤6

セロリの浅漬け「せれり」、はつか大根の塩漬け「京おちょぼ」、

「きざみ壬生菜」、「なすの浅漬け」などなど、よりどりみどり。

一つ一つが気になる。

大藤3

こちらが千枚漬け。普通に試食できるので納得の上でご購入ください。

千枚漬け袋入り、贈答用などいろいろある。

袋入りは賞味期限が3日、贈答用は1週間。

というのは、真空にすると味わいが変わってしまうそうで、あえて空気を入れているそうです。

さすが、芸が細かい!

 

「千枚漬 本家 大藤」
〒604-8053 京都府京都市中京区麩屋町通錦小路下がる桝屋町510
075-221-5975
9:00~18:00

京都府京都市中京区麩屋町通錦小路下がる桝屋町510


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