京都でホタル鑑賞、穴場オススメスポットはどこ? 時期は?
京都の6月は忙しい。
全国的には梅雨入りで祝日もなく、つまらない月ですが、京都はイベント盛りだくさん。
6月初旬はとにもかくにも紫陽花。三室戸寺などあじさい寺巡りで週末が終わる。
さらに、雨の似合う苔寺も多い。世界遺産の西芳寺や大原の三千院などは、
雨の日が見頃といっても過言ではない。
さらにさらに、一年のちょうど折り返しとなる6月30日には、
和菓子「水無月」を食べなきゃで、とにかく忙しい。
そして、6月の最大のイベントと言えば、なんと言っても「ホタル」である。
人工の光が届かない暗闇の中で見るホタルの光はまさに幽玄。
京都に移住した最初のころ、一番びっくりしたのはこのホタルかもしれない。
会社からの帰り道、ふと小川を見てたら、ふわーっと緑色の光が。
LEDのキリッとした光とは対照的なやわらかな光が、空中に浮かぶ羽のように
ふわふわと漂っているのを見た時は、ちょっと感動しました。
それ以来、6月になると毎年「ホタルハンティング」(造語)に出かけるようになりました。
子供も夜のお出かけでテンション上がります。
また、雨が降ってても基本関係ないのもホタルハンティングのいいところ。
ベストな時期は6月中旬。だそうですが、実はうまいこと6月中旬に行けたことがないです笑。
なので、今回は6月下旬でもホタルが見られる、本当は教えたくないスポットをご紹介します。
とある年、梅雨も終わりかけの6月27日にホタルハンティングを決行。
まずは、京都らしく、神社とホタルが一緒に見られたら最高だな、と思い貴船神社へ。
川床エリアを抜けて、一路貴船神社奥宮へ。
貴船は川も流れてるし、街の光は全然届かないのでホタル鑑賞にはうってつけ。
と思ったものの、行って見ると、あれれ? 全然いないじゃん!
時間が合ってないのかなーと1時間ぐらい粘ってみるものの全くいない。。
ネット情報でも貴船はホタル出るって書いてあったんだけどなー。
案外、行ってみないとやっぱりわからないものですね。
時期がちょっと遅かったのかな。
それにしても夜の貴船神社は怖いなー。
同じくホタルを期待してきた3組ぐらいの人たちを除けば、まったく人がいません。
藁人形に五寸釘を打っていた場所ってことをどうしても思い出さずにいられない。
奥宮もひっそりと静かに佇んでいる。
コエー。
これはあきらめるか。
怖い怖い思わず、神秘的方向に考えれば全然美しい世界。
案外、夜の貴船神社もいいもんです。
って全然、ホタル鑑賞のオススメの場所じゃないじゃん!
って思った方ご安心を。
ここからが本気のオススメの場所です。
場所は叡山電鉄「八瀬比叡山口」駅のすぐ近く。
できれば教えたくないのですが。。。
ほんと、誰にも言わないでくださいね笑。
八瀬駅を出て、比叡山に登る叡山ケーブル乗り場のほうに向かいます。
その途中、小さな池があるのですが、ここがヤバイです!!
もう、超ホタル鑑賞スポットです!
何十匹、とまでは言いませんが、常に視界に10匹ぐらいのホタルが飛び込んできます。
それらが、ゆらゆらと飛び回り、発光し、草に停まってるホタルはゆっくり強く光ったり弱く光ったり。
まさに幻想的な光景です。
さらに、オススメスポットを言うと、池の比叡山ロープウェイ寄りの所に、
石橋があるのですが、この辺りがものすごいことになっております。
池に突き出てるので、右も左も上も下も、ホタルの光に囲まれて、えもいわれぬ非日常を体験できます。
と言うわけで、ほぼ毎年行ってます。
ほんと、言わないでくださいね笑。
八瀬比叡山口駅