【京都天狼院】なんかやってみよう!と思わせる本を集めた異色の本屋さん。
京都は祇園、建仁寺の間に一風変わった本屋さんがある。
とある日曜日、京寿司の名店「千登利亭」で鯖寿司を食べて、
ふらっと通りを渡ったところに真っ黒な外観の本屋さんが。
祇園四条駅から徒歩5分くらいですかね。
店内は小上がりもあって、最近多くなったブックカフェの類いだなーと思いながら店内を物色。
「CASA BRUTUS」など、ちょっとカルチャー系の雑誌が多く、
こりゃ典型的なありがちなおしゃれ本屋だなーと思ってたら、うん? なんかちょっと違う?
壁を見るとイベントのスケジュールが。
なんかものすごい独自イベントしてます。
「自分史上最高にSEXYな一枚を撮る」「舞妓Saaaan撮影会」などなど、
本屋関係ある?的なイベントがたくさん。
ん?なんか普通の本屋と違う?とざわざわしだす。
と、そこへ店員さんが話しかけてきて、突然本屋さんのコンセプトを話し出す。
聞くところによると、本をただ読む、のではなく、本に書いていることを実践していく、
をコンセプトとしている本屋さんなんだそう。
なるほど、確かに実践するのに使えそうな本のジャンルばっかり。
「旅行」「写真」「ビジネス書」「ライティング」などなど。
まー若干、偏りがあるのは店主の興味あることなんでしょう笑。
こっちのカフェコーナーでゆっくり日がな本を読みふけるのも良さげ。
「天狼院書店」が出す雑誌も!「READING LIFE」。まさにコンセプト通りのタイトル。
いやそれにしても、一書店が雑誌を出すってすごい。
イチオシ、ぽいコーナーにあった本「殺し屋のマーケティング」。
き、聞いたことねー笑。
と、調べたらこの本屋さんの店主が書いた本なんですね。
そりゃ知らんわ笑。
世の中で一番売りづらい「殺し屋」ですら、なんとかして売ってしまおう!
それを可能にするマーケティングとは?的な本のようです。
気になる方はどうぞ。
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「寝起き男子」と「寝起き女子」。
寝起きの視点からの写真集。
いや、確かにコンセプトはおもしろいけど、そこまで売れない気もするので、
出版社がなかなかGOサイン出しづらいような本がこの本屋ではたくさんフィーチャーされてます。
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寝起き女子 – girls in the morning – 新品価格 |
極め付きはこの本。「天狼院秘本」!?
なんと、書名、作家を伏せて店主のオススメをパッケージして売る、というアラワザ笑。
本の袋とじ状態。または福袋。なるほど考えるなー。
マーケティングの本がたくさんあったから、店主がいろいろ販売方法を考えてる感じです。
NHKの「プロフェッショナル」で1万円で本屋の店主がお客さんに合った本をセレクトして送る、
っていう本屋さんの回があったけど、ほんと、いろいろ考えないと生き残れないんだなー。
天狼院秘本シリーズは今はvol.8くらいまで出てるヒットシリーズ。
その中で、中身が公開されているものもあり、その一つが「骨風」。
ご興味ある方はぜひ。
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京都本コーナーも充実。
京都人は京都に住んでるのに京都本が好きですからね。
社会人のための一般常識、って感じのリベラルアーツの本もたくさん。
意外とマルクスの資本論の内容って知らないですよね?
そういうのちゃんと知っておいて、自分の意見を持ちましょう、みたいなジャンルです。
絵本や仕掛け本も充実。
ヨシタケシンスケさんの「あるかしら書店」。
確か「小学生がえらぶ! 子どもの本総選挙」でも第2位に選ばれた良本です。
ヨシタケさんのほのぼのとした絵とゆるい発想が好き。
こんなのあったらいいな、がたくさん載ってます。
気になる方はぜひどうぞ。
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長いことぶらぶら本屋にいて、最後に買ったのはこの本、「54字の物語」。
この正方形の原稿用紙のカタチ、何かを思い出させますよね?
そうです、インスタです。
写真をシェアするインスタであえて文章で挑んだスタイルがかっこいい。
54文字でストーリーを作るってのがすごい。
文章から得られる情報の先に意味があるのがおもしろい。
そして、子どもも大人も楽しめるファミリーにちょうどいいエンタメ感。これもオススメです。
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京都天狼院
京都府京都市東山区博多町112-5
075-708-3930
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