「そうだ、京都、行こう」や宮本武蔵で有名な妙心寺「退蔵院」の見どころは?





京都でも最大級のお寺「妙心寺」。塔頭だけでも40くらいあり、まるで宗教都市のよう。

それだけに見るべきスポットがよくわからない。

そんな方にまずオススメなのが「退蔵院」。

あの宮本武蔵が禅の修行をしにやってきたお寺として有名です。

妙心寺11

こちらが退蔵院。「お庭を見ながらお抹茶どうぞ」など若干商売っ気がスゴイ。

お茶請けも独自のお菓子を開発しており、なかなか抜け目ないです。

妙心寺12

門を潜って庫里を臨む。「そうだ、京都、行こう」の音楽が流れてきそう、って思ったら

なんとまさにあのCMに登場したお寺でした。その理由はのちほど。

妙心寺13

ありゃ、実はそんなに期待してなかったけど、この石畳といい、両サイドの塀といい、

なかなかいいところじゃないですか。

そして何がいいって、一番いいのは人がいない笑。これ最高。

つまりこの広い庭を貸切状態で堪能できる。これが贅沢なんだなー。

妙心寺5

狩野派の二代目、狩野元信作の庭。

絵師が作った庭というのは珍しい。

妙心寺14

で、見るべきはこの「瓢鮎図」。なんですが、これ本物は京都博物館にあります。

国宝ですからね。

なので、雰囲気と「元々はここにあったんだなー」という感慨を思う存分味わってください!

宮本武蔵になった気分で見るもよし。

宮本武蔵が作った刀の鍔に瓢箪とナマズが描かれたものがあるそうなので、

この寺で「瓢鮎図」を見たのは間違いないでしょう。

瓢箪のツルツルした道具で、ヌルヌルした鯰を取るにはどうしたらいいか?

的な禅問答的な話を絵にしたもの。宮本武蔵、好きそうですね。

ちなみに「鮎」とはナマズの昔の漢字だそうです。

そうだったのか、鮎がねー。そっちのほうもビックリです。

妙心寺16

続きましてこちらが「そうだ、京都、行こう」のCMにも使われた枝垂れ桜。

うーん確かにこれは満開になったら綺麗でしょうね。

庭園のど真ん中にズドンと大きな枝垂れ桜1本!

春も来てみよう。

妙心寺18

いい庭あるねー。

人いないし。

テーブル席もあるので、ここで一日本とか読んで見るのもいいでしょうねー。めちゃくちゃ贅沢。

東京から週末の京都旅行一泊二日のうち、丸一日ここで読書することができたら相当な豪胆者ですね。

尊敬に値する。

妙心寺6

ちなみに池の名前は瓢箪池。

ナマズいるのかなー。

そしたらあの「瓢鮎図」の禅問答の答えってことになるのに。

ならないか。

 

退蔵院
京都府京都市右京区花園妙心寺町35
075-463-2855

 

京都市中京区御幸町通六角下る伊勢屋町345


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