京都の織田信長を祀った神社!「健勲神社」。
京都人の好きな戦国武将と言えば。。。
一に豊臣秀吉、二に織田信長。徳川家康はあんまり好かれていない。
というのも、徳川家康はああ見えて、けっこう朝廷に対して強気で、
「公家諸法度」を作って、貴族たちに遊びすぎるなよ、など監視したり、
「紫衣事件」では、朝廷より幕府のほうがエライんだぞ、と示した。
そんなわけで、まーギュギュッと朝廷に圧力をかけましたからね。
それに比べて、秀吉や信長は京都の街に天下人としていろいろと尽くしました。
秀吉は御土居という、京都をぐるっと囲む壁を作ったり、
信長も困窮する朝廷を立て直したりと、経済面で朝廷、京の都になんだかんだ寄与しました。
なので、京都の街中には、いまでも太閤秀吉が名付けたお菓子だとか、
信長がどうのこうの、なんて話がよくある。
京都で家康ゆかりの地と言えば、二条城、圓光寺、知恩院など、
いろいろあるけど、どことなく支配感、軍時目的、強いからかなー。
家康はあんまり愛されてる感ないなー。
まー関西ですからね。
でも、織田信長は延暦寺焼いちゃってるけどなー。いいのかな。
と、そんな信長ですが、やっぱり京都人からしっかり愛されてます。
織田信長が祀られてる神社、建勲神社は船岡山にあります。
京都の方位を司る四神、北の玄武(船岡山)、東の青龍(鴨川)、西の白狐(山陽道)、
南の朱雀(巨椋池)のうち、北を司る玄武に見立てている船岡山です。
こんな大事な場所を信長の神社に当てるなんて、そりゃー人気者の証拠でしょう。
電車だと一番近いのが「北大路」駅ですが、歩いて20分はかかりそう。
なので、オススメはバスですね。
市バス1、12、204、205、206、北8、M1号系統で、
「建勲神社前」または「船岡山」バス停にて下車。
建てられたのは実は明治2年。
明治天皇が朝廷復興に大きく寄与したとして織田信長を祀ることになりました。
明治天皇、護国霊山神社を建てて、坂本龍馬ら志士たちの鎮魂をしたり、
けっこう英雄的人気のある歴史上の人物をけっこう好きですね。
船岡山は山、というにはちょっと小さい岡くらい。
標高111メートル。なのでちょっと運動くらいですぐ山頂に登れます。
ただ、景色はすばらしい。
京都盆地でこの高さの岡はそうそうないですから。
京都の街が一望できます。
東の方向を見ると、左に比叡山、右に東山がよく見える。
拝殿から本殿をのぞむ。
うーんかっこいい神社ですね。
拝殿には織田信長公三十六功臣の絵が。
秀吉以下、たくさんいます。さすが信長、家臣団もまずまず知名度ありますねー。
織田信長を祀っている神社、と聞くとめちゃくちゃ人気ありそうですが、そんなに人いません笑。
まあ、アクセスがそんなによくないから、ちょっと行きづらいですからね。
それだけにゆったりと織田信長公と対峙できます。
織田信長の家紋言えばこの織田木瓜(おだもっこう)。
時代劇なんかでおなじみですね。
八坂神社の紋もソックリ。八坂神社のお祭り「祇園祭」の間は、
この紋がキュウリの断面に似ていることから、京都人はキュウリを食べない。って人もいる。
建勲神社を通り過ぎても船岡山は続きます。
このあたりからは京都の西側が見えます。
人もいないし、空もよく見えるしで気持ちいい。
公園もあったりするので、子供連れも楽しめる。
まー観光というより、ゆっくりする感じですね。
このあたりは西陣も近いし、なかなか歩いて回るのが楽しいエリア。
船岡温泉もあるし。普通の京都観光に飽きたら、このエリアを攻めるのもオススメです。
建勲神社
京都市北区紫野北舟岡町49
075-451-0170
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