【京都有次】刀鍛冶のワザを包丁に! 創業450年以上、京都の世界的金物屋。
1560年、戦国時代真っ只中に創業した「有次」はもともとは刀鍛冶。
この時代、そりゃあ包丁より刀ですよね。
刀を作ることがほぼなくなった現代。その技術を惜しみなく発揮して作るのが包丁です。
東の「杉本」、西の「有次」と言われるように、包丁界の巨人、とも言える金物屋。
「築地有次」ってのもありますが、こちらは大正時代に「京都有次」から独立したお店です。
「京の台所」と呼ばれる錦市場の中。
台所に包丁屋さん、さもありなん、なロケーションです。
河原町駅から徒歩5分くらい。
店内は日本人よりむしろ外国人が多い。
侍たちが使っていた刀を作っていたその技術、外国人も見てみたいでしょうね。
とにかくズラリと並ぶ包丁、ほうちょう、ホウチョウ。。
これは圧巻です。刺身包丁に出刃包丁に牛刀。。ここにない包丁はない、と言わんばかりです。
お値段もピンキリですが、1万3000円くらいで十分な包丁が買えます。
一生モノと考えれば全然高くないです!
金物屋ですから、包丁以外もいろいろと売ってます。
こちらは型抜き。料理をするのが楽しくなるような品々がたくさん。
鍋なんかもたくさん。これはアレコレ欲しくなる。
外国人も興味津々です。
海外の雑誌やガイドブックにマストゴーな感じ載ってるんでしょうね。
店内にはきれいに陳列された商品棚の他に、実際に研いでいるところも見ることができます。
こっちはこっちで外国人がじーっと興味深そうに見入ってます。
さて、いろいろ悩みましたが、結局三徳包丁を購入することに決定!
すると名前を入れてくれます!
これはテンション上がる。まるで名刀を手に入れたような気分に。
菊一文字、虎徹、村雨、などなど色々と銘を考えちゃいますが、やっぱり普通に自分の名前を入れる笑。
うーんこれは愛着出ちゃうなー。
包丁を購入すると、銘を入れてもらい、そのあと手入れの仕方の講習をしてくれます。
ステンレスの包丁もあるけれど、ここはひとつ、刀と同じ素材の玉鋼の包丁を購入。
やはり錆びやすいそうで、料理したらすぐに洗って水気を拭き取るのが重要とのこと。
あんまりクレンザーでゴシゴシ洗うのもダメだそうです。なんとも繊細です。
講習を終えると、身が引き締まる思いです。
さて、家に帰って実際に使ってみました!
その切れ味たるや、もはや快感です!!
こりゃ、スゲエわ。
いやーホント、買ってよかった!!
スパスパ切れるっ!
トマトを切ると、もはや切ったところが真空なのか、くっついて離れない笑。
トマト側からすると、切られたの気づいてないんじゃないか、ってくらい。
まさに名刀。明らかに包丁さばきがワンランク上がるので、料理が絶好調になります。
料理好きは、是非とも買っておくべき逸品ですよ。
有次
京都市中京区錦小路通御幸町西入ル鍛冶屋町219
075-221-1091