【築地】京都レトロ喫茶の代表格の店、だけど個人的には二度と行かない。
京都はレトロカフェ、いや、レトロな喫茶店の宝庫。
有名どころだと「イノダコーヒ」や「スマートコーヒー」などがありますが、まだまだあったりします。
そのうちの一つが「築地」。昭和9年創業なので、もう80年以上の歴史があります。
喫茶店一つで80年以上ってさすが京都ですねー。
外観はこんな感じ。もう、なんだか現代な感じがしないです。
外国のような、映画のセットのような、ちょっとおどろおどろしい感じも。
ドワーフとか魔女とか、そう言う雰囲気。
こんな世界観が普通に繁華街の河原町と木屋町の間の路地にあるんだからすごい。
駅で言うと河原町駅から徒歩1分、ってとこです。超駅チカ。
はい、中に入るともう世界観がハンパないです。
柱時計がカッチカッチ、ボーンボーン、みたいな。
実際に柱時計があったかは忘れましたが、雰囲気です、雰囲気。
なんかちょっと怖い。けど、お客さんは女性が多く、このクラシカルな雰囲気を楽しんでました。
オールドタイプな喫茶店なのでガンガン灰皿も置いてあります。
また、キンキンに磨かれた灰皿ですなー。お冷やもキンキン。
店内に流れるのは当然クラシック。
なんだか一部の隙もない感じ。これだけ徹してくれてるともはやアミューズメントパークです。
とにかく初代がこういう世界観がすきだったようです。
真っ赤なベルベッドが張られた椅子も初代が絵を描いて、職人に作ってもらった特注品。
それらがとにかくピカピカに磨かれております。
もうゴテゴテ。ニスの光がツヤツヤに光っております。
店内、これだけこだわってるだけあって、コーヒーもこだわりを感じさせて美味しいです。
ウインナコーヒーが名物で、戦時中に手に入りづらかったクリームを気合いで出していたそうです。
スイーツもレトロでかっこいい。
そしてお皿やスプーンもピカピカ。つや消しとかマットとか大嫌いって感じです。
ちょっと残念、というか個人的には合わないなーと思ったのが、融通がきかないところ。
席を共にしている人がタバコがダメだったので、別の席でタバコだけ吸いたい、と言ったところ、
まさかのダメだし! えー。ダメなの。こんなに空いてるのに?
やっぱこだわりすか。。
まーこれだけ長く続けていくには、そういうところ徹しなきゃいけないのかもしれないけど、
なんか、ヤだなー。こういう店。
というわけで、個人的には二度と行きませんが、こういう世界観が好きな人にはたまらないでしょう。
趣味嗜好が合う人はどうぞ。
築地
京都市中京区河原町通四条上ル一筋目東入ル
075-221-1053