一歩先ゆく京都観光! コケテラリウム体験のススメ。
京都観光も何度も行ってるし、そろそろなんかもう一次元、グッと入りこんだ体験がしたい、
そんなアナタにオススメなのが「コケテラリウム体験」。
着物体験、茶道体験、聞香体験と来て、次に来る京都体験はコレでしょう。
と、おさらいですが、コケテラリウムとは、透明の瓶に苔を入れてディスプレイとして楽しむこと。
盆栽のコケ版と言えばわかりやすいですかね。
おしゃれなインテリアとして人気です。
東京でも講座があるくらい、じわじわと人気上昇中ですが、
せっかくやるなら苔の本場、京都でやってみてはいかがでしょう?
というわけで行ってきました「コケテラリウム」体験。
今回は京都の観光地、嵯峨・嵐山のど真ん中にある野々宮町自治会館にて。
会館とは名ばかりで、めっちゃ普通の公民館みたいな一軒家ってのがミソです。
シブい。ローカル感満点。いいね!
実は目の前の通りは、それこそ観光客でごった返してます。
抹茶アイス片手に嵐山を闊歩する観光客を尻目に、
ぜひともシブい一つ上の観光とシャレこみたいところです。
特定非営利活動法人ひとともりデザイン研究所主催の
「小倉山に生息しているコケを使って、コケテラリウム作りを楽しもう!」に参加。
コケがなんてったって「小倉山産」ですから。牛肉で言ったら「松坂牛」みたいなもんです。
マグロで言ったら大間産。「ブランド苔」と言っていいでしょう。
これは観光客には嬉しい。京都産の苔を持って帰れるんですから。
こちらはハイゴケ。代表的な苔、スギゴケなど、いろんな種類の苔があることに、改めてびっくり。
深い緑や浅い緑、姿形もいろいろあります。
これらを自分好みで組み合わせて作っていきます。
こっちはミズゴケ。緑がきれい。
ミズゴケは他の苔に比べて水分が必要。
こっちはスナゴケ。これはよく見るなー。これスナゴケって言うんだ。
これからお寺巡りをする時、楽しみ方が一つ増えたなー。
まず、瓶を選んで、その後、下に敷き詰める石を選びます。
石は何層かにしてオーケー。その際、茶色の石の上に苔を置くと水はけなどがいいそうです。
ほかに、小石も入れて、庭っぽさを出します。
はい、できあがり! って早っ!! 5分くらいで終わっちゃったよ。。。
迷いのないタイプの人はあっと言う間に終わってしまう。。
瓶には水滴が出て曇ってしまうので、丸一日くらいフタを取って置くといいそうです。
が、自分が作ったのは何日たっても全然水滴が取れません!
でも、あんまり日当たりがいいところに置くのもよくないそうですし。
うーんまあ生きてる証ってことで。
上から見るとこんな感じ。スナゴケのフサフサ感、白石、葉っぱなどいい雰囲気でしょ?
ミニチュアの苔生した庭園です。癒しの世界。
と、先日、京都の大原三千院に行ったところ「苔寺リウム」なる本格派の展示を見る。
おおーー行きつくところまで行くとこうなるのか。
これはスギゴケですね(とわかるようになったことがうれしい)。
わらべ地蔵がいるし、もはや苔で作った三千院のジオラマです。
こっちは三千院の極楽浄土院。今田裕さんというアーティストが作ったそうです。
これはわかりやすいから、いかにも外国人とかにウケそうだなー。
野々宮町自治会館
京都市右京区嵯峨天龍寺北造路町46-1
075-872-9731