「豊国廟」京都にある豊臣秀吉のお墓は489段というとんでもない階段の先にあります。
京都で戦国時代ファンがマストで行かないといけない観光スポット「豊国廟」。
戦国を制した天下人、あの豊臣秀吉のお墓ですから!
京都人もほとんど行かないレアなスポットですけどね。
と、あまり注目されない「豊国廟」ですが、とにかくすばらしいのは、本当に秀吉の遺骸が埋葬されている!
織田信長とかだと、ここもお墓、あっちもお墓、とか言いながら実際は特に遺骨もない、
というのがほとんど。というか、これもう歴史ファンお墓めぐりあるあるですよね。
が、ここ「豊国廟」には本当にあの偉大な秀吉が眠っている!!
もう、ロマンが止まらないです。
「豊国廟」への行き方は七条駅からなら徒歩30分くらい。
その間、方広寺、豊国神社など秀吉ゆかりの観光スポットもあるのでこちらもお見逃しなく。
けっこう長めの上り坂を登ってやってきました。「豊国廟」は阿弥陀ヶ峰の山頂にあります。
ここはもともと社殿があった場所。ここから489段の階段を登ります!
夕方4時過ぎに着いたところ、
管理人さんが「うーんだいぶ暗くなってきたのであんまりオススメしませんが。。だいたい行って帰って40分です」
とのこと。17時で閉館だそうで。
そーかー489段ですもんね。けっこう時間かかるか。が、ここまで来て引き返すわけないじゃなですか!
てっぺん目指すぞ!
ゴクリ。。すげー階段だなー。
あそこに頂上っぽく見えますが、489段があそこで終わるはずもなく、まだまだ先があります。
時間がないので、急ぎ登り始める。
100段あたりで十分過ぎるほどの汗。。これはいい運動。
スクワットみたいなもんだもんな。
ぐおおーー。やっぱしまだまだあるかー。
普段、階段を登るスピードの1.7倍くらいのスピードで登るともう汗ダラダラ。
スクワット的に腿の筋肉に効きながらしっかり有酸素運動です。ハアハア。
着いたーー。。ハアハア。
汗だく、息絶え絶えで山頂に着くと、先にいた人に笑われた笑。
「相当急いで登ってきたんですね笑」。
「は、はい(ぜーぜー)」。
息を落ち着かせて、五輪塔を見る。おお。秀吉がここに。すげー。
五輪塔は平安神宮や明治神宮を設計した伊東忠太の設計。さりげにそこもすごい。
1598年に秀吉が亡くなり、後陽成天皇から「豊国大明神」の神号を賜り、豊国神社が建てられました。
その後、大坂の陣で豊臣家が滅亡すると、徳川家康が破壊してしまいます。
しかし、明治になって五輪塔など、もう一度整備し、今のかたちになっております。
その際、半分ミイラの秀吉の遺骸が出てきたそうです。しかし、運搬中にボロボロになってしまったので、
再び埋めなおしたとのこと。
あの歴史上の英雄が今、目の前の五輪塔の下に存在してると思うとめちゃくちゃ感動ものです。
歴史ファンにしかこの感動って伝わらないのかなー。
ちなみに帰りは飛ぶように降りて、管理人に「え!もう登ってきたんですか!」とびっくりされました。
豊国廟
京都府京都市今熊野北日吉町61−1