京都の洋菓子の草分け的存在、【村上開新堂】のカフェがまたレトロでいい雰囲気。
日本の洋菓子店の中でも草分け的存在なのが「村上開新堂」。
明治元年(1868年)、村上光保が国家政策として洋菓子製造技術の習得を命じられたのが開店のきっかけ、
というのがものすごい。だって、その当時の明治政府と言えば、大久保利通や伊東博文、
さらには西郷隆盛だってまだ生きてる。西南戦争は1877年だから9年も前ですからね。
もっと言えば、ついこの間まで新撰組と志士たちが京の街中で斬り合いしてたんですから。
明治40年、1907年に京都、寺町に開店したのがこちらの「村上開新堂」。
光保を伯父に持つ村上清太郎が、伯父にお菓子作りを学び開業。
そんなお店が今も現役、ってのが本当すごい。
京都市役所前駅から徒歩5分くらい。烏丸御池、三条からだと10分ちょいかな。
このあたりの落ち着いた雰囲気がとにかく好きだ。
店内はアンティークな雰囲気抜群。明治、大正、昭和初期にタイムスリップした感じです。
実際の建物は昭和初期のもの。
入ってすぐは洋風ですが、奥へ行くと町家という珍しい建築も見ものです。
名物には「寺町プリン」「ロシアケーキ」などがあります。
すべて手作りなので、3時のおやつくらいだともう売り切れになってることも。
歴史を感じさせる店内を奥に行くとカフェがあります。
この時代と洋の東西が交差する感じがかっこいいです。
夕方3時くらいに行くと数人並んでるので、ちょっと早めに行くといいでしょう。
カフェエリアに入ると一気にレトロな現代風になるのもおもしろい。
レトロな現代風ってのも変な表現ですが。
カフェ限定メニューに、フォンダンショコラ、ほうじ茶シフォンなど。
坪庭は伝統的な和風ですが。。
トイレは現代的な洋風、というか。
もういろいろとミックスしてるけど、ちゃんと調和してるのがすごい。
定番のロシアケーキとアイスコーヒー。
まー正直、味はいかにもクッキー。クラシカルなタイプです。バターの風味が香る。
ロシアケーキの特徴としてはクッキーよりもやわらかい。
ただ、とにもかくにも、歴史というものすごい隠し味を感じずにはいられない唯一無二の洋菓子です。
村上開新堂
京都市中京区寺町通二条上ル東側
075-231-1058
テーブル15席
10:00〜17:00(L.O.16:30)
日曜・祝日・第3月曜 定休日
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