一休さんから店名をもらった「大徳寺一久」の名物、大徳寺納豆は美味しいのか?
京都は洛北の名刹、大徳寺。千利休が切腹を命ぜられた事件の場所になったり、
歴史ファンなら見どころたくさんのお寺ですが、さて、お土産はどうしようか、となれば、
それはもう迷うことなく「大徳寺納豆」でしょう。
大徳寺納豆を所望するなら、大徳寺の東側にずらっとお土産屋さんが並んでいます。
駐車場の向かいです。さて、その中でどの店で購入するのがいいか?
となると、やっぱりアニメにもなった「一休さん」こと一休宗純から名前をもらった「大徳寺一久」がよいでしょう。
店名もさることながら、「大徳寺納豆」の作り方を一休さんから教わったお店なのですから。
ちなみに一休さんは、応仁の乱で荒れ果てた大徳寺を再興し、茶の湯の千利休の師匠、村田珠光の師匠とも言われております。
それで茶人たちと大徳寺はゆかりが深いんですね。
大徳寺、大徳寺一久への行き方は、京都駅から市バス205系統、206系統で40分くらい。
電車なら京都駅から烏丸線「北大路駅」下車、そこから市バス101系統ほか、もあります。
さて「大徳寺一久」。大徳寺の精進料理方として500年以上の歴史があります。
精進料理は5000円弱で食べることもできます。
歴史ある建物で精進料理を楽しむのもまた一興ですが、今回の目的はあくまで大徳寺納豆です。
店内も雰囲気よし。
ご主人もとても気さくな方で、歴史や大徳寺納豆について質問すると快く色々と説明してくれました。
精進料理についてちょっとした博物館のような展示も。
ヴィーガンなんて言葉が全然なかった時代からすでに実践され、しかも美味しさもちゃんと極めようとした努力、
すごいです。それこそ精進してます。
そしてこちらが「大徳寺納豆」。
ちゃんと試食もできるのはありがたい。
で、一口摘んでみると。。。うーん。。。
粘土をこねてこねてギュウギュウにして乾燥させたような食感。
そこへもってきて、ただただしょっぱい!
納豆とはいえ、納豆菌も出てない、いわゆる納豆は別物です。
浜松の浜納豆と製法はほぼ同じです。
一体全体、どうやって食べるのか?となりますが、お茶請け、甘いものを食べた後の口直し、
お酒のおつまみに、料理の隠し味に、というあたりだそうです。
こ、これは、珍味ですね。。
もはや味うんぬんではなく、日本の中世の食文化を体感する、といった感覚のほうがいいと思います笑。
とはいえ、これだけの年月を置いて存在しているので、
「いや、私は好きよ」って人もいると思われます。
500円から有るので手軽なお土産として、ありなんじゃないでしょうか。
大徳寺一久
京都市北区紫野大徳寺下門前町20
075-493-0019
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