味、値段、良すぎる! 奇跡のような京都の和食店「むろまち加地」
京都の食べログランキング100位以内を見ると、もうどの店も一人2、3万円は当たり前。
老舗がひしめきあってる京都ではさもありなん、って感じですが、
そんな中、突如お一人様6000円のお店を発見。
しかもランチじゃなく、ちゃんと夜で。しかも和食で!!
え、なんで??と思ってしまうほどの価格破壊。
と言う訳で行ってみました。

場所は四条、烏丸駅から徒歩7、8分。そんなに不便ってほどでもない。
が、場所的には確かに京都らしいお店が並ぶエリアじゃない。
なるほど、そういうところでコスト削減なのかも。
いいじゃないですか!こちらとしては全然ありがたい。
これまた京都有名なケーキ屋さんのすぐ近く。
お店の前には炭火が焚かれています。

店内はいい感じのカウンター。
が、私どもは子供がいるので奥の半個室に。
そう、子供連れもOKってのもすばらしい!

期待に胸を膨らませて着席。
千鳥のデザインがかわいい。千鳥の紋と言えば歴史好きにはおなじみの柴田勝家ですね!
全然関係ないけど。

基本的にはコースではなく、一品一品頼む居酒屋スタイル。
なのでまず本日のオススメの食材を見せてくれる。
いいねーこのスタイル。どれも本当に美味しそう。
どれもきれいに仕度してあるのがうれしい。
ぬあー蕗の薹かー。天ぷらにしたら美味いよなー。
クジラ肉の脂!これはベーコンだなー。ゴクリ。

そしてまずはお通し八寸。これは。。。美味いっ。。
当たりです、良店です。
ちゃんと料理の説明してくれたのに、けっこう忘れてしまった。
蛍烏賊最高。高級食材もバンバン使ってる。

大人のポテトサラダ。
これまた美味い。イカが入ってるなんて反則です。
イカの出汁がポテトと絡んで旨味がすごい。

このわた。ナマコの内臓の塩辛です。
どうやら和食の中でも魚介類が得意な模様。魚好きにはたまらない店です。
しかもお気付きの方も多いかと思いますが、お酒が進みます!

クジラベーコン。あ、こういうタイプなんですね。
そんなに焼いてない。どちらかと言うと生ハムのように食べる感じ。
なるほどねー。

白魚と半熟玉子。これは不味いはずがないヤツ。

プツッと玉子を割って、混ぜ混ぜして食べる。
あー幸せ。食べるって言うかゴクンと出汁ごと飲み干す。

本日の和風グラタン。
和風というだけあって、グラタンというより茶碗蒸しに近いかも。

やっぱり天ぷらいきました。蕗の薹やぜんまいなど春野菜の天ぷら。
これは間違いない味。

自家製カラスミ餅。
一流の技にオリジナリティーが加わます。
ちなみに主人は和食の老舗「鳥居本」や「祇園にしかわ」で修行した模様。
まだ三十代くらいの若さ。これは末恐ろしい。

本日の土鍋ごはん。色々な食材を細かく刻んで混ぜ混ぜするのが得意のようです。
そしてそういう食べ物、だいたい好き。

自家製カラスミで黄色くなったご飯。ほぐした鰆のほわっとした食感。
うーんこれは幸せだ。

香の物もちゃんと付いてきます。
ご馳走様でした。
これは京都のお店の中でも相当上位の良店。
そりゃーお金出せば美味しいもの食べられるけど、ちゃんとした技法、いい食材、
オリジナリティ溢れる料理をこの値段で食べられるなんて奇跡に近い。
ミシュランだとビブグルマンなんだって?
いや、大丈夫かミシュラン!
むろまち加地
京都府京都市下京区松原通新町東入中野之町185
050-3313-7048


