京都「俵屋吉富」の「茶ろん たわらや」は有名和菓子屋のカフェよりよっぽどいい。
数多ある京都の老舗和菓子屋さんの中でも穴場(?)的立ち位置の「俵屋吉富」。
1755年創業ながら、あんまり知られておりません笑。
なぜだろう? 亀屋系じゃないからなのか。
「亀屋良長」の銘菓「烏羽玉」、「亀屋良永」の「御池煎餅」など、
わかりやすく有名なスペシャリテがないのがその理由でしょうか。
一応、「俵屋吉富」にも「雲龍」なる名物があるにはあるけど、やっぱりそんな有名じゃないからなー。
とりあえずそれは置いといて。
「俵屋吉富」の喫茶処「茶ろん たわらや」に行ってきました。
烏丸線の鞍馬口駅と今出川駅のちょうど間くらい。
このあたりは静かでホント雰囲気がいい。散歩するのにいいエリアです。
さらに、茶道総合資料館がすぐそばだったり、裏千家の今日庵があったり、
表千家の不審菴があったりと、茶道のメッカだったりします。
茶道の雰囲気がこの一帯全体に漂っております。なんか道とかも全然ゴミとか落ちてないし。
朝、茶道関連の人たちがきれいに掃除してるんだろうな。
店内には常連らしき人たちが、サラリと注文してサラリと帰っていきます。
「こちらの雲龍を2つ、こっちの羊羹は1つ」と言った具合。
小慣れてるなー。
で、こちらが名物の「雲龍」。
先代が京都の相国寺の「雲龍図」を見て感銘を受け、制作したとのこと。
が、今回は喫茶にきたのでとりあえずパス笑。
和菓子って色味が淡くてきれいだよなー。
割と見てるだけで楽しい。
販売エリアの奥へ行くと急にモダンな感じの喫茶スペース。
このギャップもまたいい。
全然混んでないのがとにかくいい笑。
このあたりが穴場と言いたくなる所以。
はい、誰もいません。
有名な和菓子屋さんの喫茶室は並んだりもするのにこの違いはなんだ笑?
こっちだって十分老舗なのに笑。
まー場所がちょっとミーハーなエリアじゃないですからね。
テーブルに置いてある砂糖の形が俵ってのもいい。
季節の生菓子と抹茶セット。春はやっぱり桜です。
目にやわらかな色彩の和菓子と鮮烈な色彩の抹茶。きれいどす。
味も甘さがやわらかい。お花見した後のちょっと休憩にぴったり。
ガヤガヤした有名和菓子屋さんの喫茶室行くよりはここの方がよっぽどいいな。
茶ろんたわらや
京都市上京区寺之内通小川西入ル宝鏡院東町592
075-411-0114
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