【京都本レビュー】「グルメタクシーが案内するおいしい京都」
「グルメタクシーが案内するおいしい京都」のレビュー。
この本で一番びっくりしたのが、京都のグルメ本の第一人者、柏井壽氏が
「京都しあわせ倶楽部」なる出版のレーベル?を作っていたこと。
この「グルメタクシーが案内するおいしい京都」もそのレーベルのもの。
発行はPHP出版。この後、どうなっていくのか、ちょっと気になる。
で本書。もともとフレンチの料理人だった方が、京都でタクシー運転手をはじめ、
その専門知識をもとにオススメのお店をブログ等で紹介したところ、
人気が出て、本を出すまでになった岩間孝志さんの京都グルメ本。
というわけで、フレンチがとにかく多い。フレンチ好きにはいいと思うのだが、
やっぱり京都に来たら和食、って人にはあまり向かない。
構成としては、フレンチ3割、和食3割、他ジャンル4割といった感じ。
多ジャンルは、イタリアンだったり、お弁当だったり、スイーツだったり。
京都人の普段使いの店、なんて切り口もあるが、なんていうか中途半端。
どうせなら京都フレンチだけに絞ったらよかったのに。
それだけだと不安だったのか、いろいろ混ぜすぎて、セレクトもイマイチピンと来ず。
なんというか、行ってもいいけど、行かなくてもいいかな、って感じの店が多い。
おお、これはすごい、絶対行ってみたい!と思わせる店が少ないかな。。
MAVOやMOTOIなど、今っぽい店は抑えていると思います。
が、あんまり聞いたことのない、穴場っぽい店のセレクトがそれほど魅力的じゃないというか。
食べれば美味しいんでしょうけどね。