京都に来たら必ず行きたいお寺「東寺」で見るべきは五重の塔のみにあらず!
京都の有名なお寺の中でも3本の指に入ると思われる東寺。
清水寺、金閣寺、銀閣寺、南禅寺、うーん5本には入るでしょ! 当然世界遺産です。
東寺と言えば真っ先に思いつくのが五重の塔。今も昔も京都のシンボルです。高さ約55メートル。
「東寺の五重の塔より高い建物は建てるな」が京都人の長い間の不文律だったため、
京都タワーを建てる時には、もう喧々諤々、大論争になったそうですから。
はい、五重の塔です。あの有名な東寺の五重の塔が見られてよかったですねー。
なんですが!! 実はこの東寺、本当に見るべきは五重の塔ではないのです!!
実は自分も1回目に来た時、「おお、でか! これが五重の塔か。さすがに間近で見ると迫力あるなー。
いやー東寺見たな!」と思い、満足して帰ったものでした。
しかし! 違います、「東寺」の本当の魅力は「講堂」や国宝の「金堂」の中にある、
圧巻の仏像群です!!
一回め、完全に「仁和寺の法師」状態、いや、「東寺の観光客」だったため、今回はリベンジです。
電車なら近鉄東寺駅下車徒歩10分。JR京都駅からも徒歩15分くらいなので直接行くのもあり。
が、今回は車で。広めの駐車場があるので便利。
駐車場を降りると、「食堂」があります。
「食堂」っていうくらいだからご飯が食べられるのかと思ったら大間違い。
写経したり、生活の中に修行を見出す場、だそうです。
食堂の中には仏像も展示されています。腕が折れてしまっているが、とにかく大きいので圧巻。
形相も険しく迫力があります。密教の仏像はとにかく力強い。
お土産コーナーも。八十八ケ所巡りの衣装の中に「東寺」とロゴの入ったTシャツも。
これはシブい!!
東寺のおみくじ。これがかなり手厳しい。。
2人で引いてみたところ、2人とも「凶」!! 戒めるパワーがすごい。
今日も五重の塔がかっこいいなー。
仏陀の遺骨を納めたストゥーパが起源となっている五重の塔。
東寺の五重の塔は、空海が唐から持ち帰った仏舎利が納められています。
ちなみに現在の五重の塔は5代目で1644年に建立。
境内はなかなか広い。境内は空から見ると、正方形になっており、その真ん中に「講堂」があり、
曼荼羅の形になっているそうです。いろいろ考えて作ってあるんですね。
ちなみに「東寺」があるなら「西寺」もあった?と思う方がいらっしゃるかもですが、ご名答、
ちゃんと「西寺」もありました。
桓武天皇が平安還都した時、国を守る寺を作ろう、ということになり、
その後を受けた嵯峨天皇が空海に「東寺」を、守敏に「西寺」を作らせました。
なぜ「西寺」がなくなったかというと、神泉苑で空海と守敏が「雨乞い対決」(!?)をして、
空海が勝ったため、「西寺」が寂れていったとかいかないとか。。
まーいずれにせよ今は「西寺跡」が残るだけです。
春になると桜が満開となる「不二桜」。
五重の塔とサクラの共演が見事!なハズ。その時期に来たことないけど。
来年はぜひ行ってみよう。
国宝の金堂。現在のは桃山時代に再建されたもの。
この中、薬師如来像が圧巻です!!
そして、、
こっちが「講堂」。
この中の仏像群はそれはそれはすごいっ!!
圧巻の仏像数で、20体くらいはいるでしょうか。その一つ一つが巨大で緻密。
象さんに乗ってる仏像もいれば、鬼を踏みつけてる仏像もいます。
神様と言えど、表情豊かで情感がこもってます!! ここは京都に来たら見ないとっ!!
もちろん、撮影NG! 何も言えねえ!
さらに驚きだったのは、スケッチNG。
子供の夏休みの自由研究に仏像スケッチを提案したものの、まさかのスケッチNGだったとは。。
確かに、スケッチOKにしたら、芸大の学生、アーティストたちが何時間でも居座りそうですもんね。。
と、もう一つ寄っておきたいのが「観智院」。
なんとここの襖絵を剣豪、宮本武蔵が描いてます!!
吉岡一門から身を隠すため、しばらくの間ここに住んでいたそうです。
あちこちにすごいことがさりげなく散りばめられている東寺、すごいです。
真言宗総本山 東寺 【教王護国寺】
〒601-8473 京都市南区九条町1番地
TEL. 075-691-3325
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