京都の「松尾大社」、お酒の神様って誰でしょう? 日本の神様をちょっと整理してみました。
京都で知名度バツグンながら意外と行ったことがない神社といえば「松尾大社」。
お酒の神、醸造の神、ということでなんとなく親しみやありがたみを感じる神様の神社ですが、
なかなか行かない。その理由はなんといってもちょっと離れてるから笑。
といってもそんなに離れてるわけじゃなく、嵐山からわずか一駅!
が、嵐山がたくさん観光スポットがあるだけに、その一駅が遠いんだよなー。かわいそうに。
行き方は、京都駅からなら、烏丸線で「四条駅」下車、阪急の「四条烏丸駅」に乗り換え、
「桂駅」で嵐山線に乗り換え「松尾大社駅」下車。うん、やっぱりちょっと行きづらい。
バスなら「京都駅」から市バス「嵐山大覚寺行き」で一本です。
とはいえ、さすが平安還都前から鎮座する神社。威風堂々。
東の賀茂神社、西の松尾大社と謳われたほどです。
5世紀ごろ、秦氏の氏神として祀ったのが始まりとのこと。
行ったのは日曜の4時ごろ。あーもう拝観時間が終わりなのかー。しまった。
この日はずっと曇りだったのに、ここにきて、夕日の後光が。
この時間の神社ってちょっと神秘的でいい。
701年に現在の社殿が整えられました。
1300年前の京都ってどんなだったんだろう。
祭神は大山咋神(おおやまぐいのかみ)と市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。
「ぐいのかみ」という名前、ちょっと「ぐい呑み」に語感が似てておもしろい。
市杵島姫命はけっこうメジャーな神様で、スサノオノミコトの剣から生まれた神様。
水運の神として、厳島神社、宗像神社などで祀られてます。
さて、この松尾大社、お酒の神様として有名です。
渡来人である秦氏は絹織物など、いろいろな技術を持ち込んだそうですが、
その中でも酒造の技術がピカイチだったそうです。
さらにこの神社の境内には良質な水が湧いているため、お酒や醸造の神社として根付いたそうです。
そんなわけで樽うらないという独自の占いもあります。
おもしろそうなんですが、時間的に終了。。
実は藤森美玲の庭も終了していました。。
あーもっと早く来ればよかった。
もう一つ、神様関連でおもしろいのが「月読神社」がすぐ近くにあること。
こちらは月読尊(つくよみのみこと)を祀っております。
月読尊は太陽を司るアマテラスオオミカミの弟、海を司るスサノオノミコトのお兄さんで、夜を司る神です。
神界で超セレブな兄弟の一人でありながら、知名度がめちゃくちゃ低いという不思議な神です。
まー夜ですからね。。スポットライトが当たらないことが運命づけられているというか。
神様事情をいろいろと考えさせられる松尾大社参拝でした。
松尾大社
京都市西京区嵐山宮町3
075-871-5016