【青蓮院門跡】夏もいいけど紅葉もいい、京都紅葉、奇跡の穴場!
京都は東山のふもとに広大な敷地を持つ「青蓮院門跡」。
ちょっと詳しい方ならピンと来ると思いますが、「門跡」とは住職が皇室ゆかりの人のお寺です。
なので、ちょっと豪華、そして敷地が広いワケです。
ほかに、「三千院門跡」や三十三間堂を持つ「妙法院門跡」などがあり、どこもめっちゃ広いです。
「青蓮院門跡」への行き方は、「祇園四条駅」下車、徒歩20分ほど。
祇園、八坂神社、円山公園、知恩院と抜けて行きます。
楠がたくさん植えられていて、夏は涼しげでいいんですが、秋もまた紅葉がいいんです!
ちょっと駅から遠いからか、敷地が広いからそう感じるのか、いい感じに人がいなくてゆったりできます。
紅葉時期の京都としては、穴場と言っていいでしょう!
赤が濃いなー。
紅葉ってこんなに赤かったっけ?
葉の下にもぐって見上げた時の太陽の光が好き。
赤色が滴り落ちてきそう。
皇室ゆかりの住職だけあって、建物の中も華やか。
京都在住のアーティスト木村英輝氏の現代的な襖絵。なんだか威厳がないなーなんて思っちゃいけません。
俵屋宗達も長谷川等伯もみんな、当時は新進気鋭のアーティストですから。
障子をちょっと開けて、縦軸を演出。
さすがですねー。
庭がまた広い。東山の借景というか東山そのものが境内に入り込んでいます。
うーんお金のあるお寺です笑。
相阿弥作の庭園。
うーん静寂にして開放感があります。
紅葉もバッチリ。ちょっと遅かったかな。
行ったのはとある年の11月28日。
とはいえ十分に見応えあります。
竜心池と名付けられた池には、龍が沐浴する背中に見立てた巨石がシンボル。
この辺りの地名を取って「粟田御所」とも呼ばれた「青蓮院門跡」。
実際、江戸時代に京都で大火事があったときは天皇が避難してきたことも。
広々とした境内に、ゆったりと余裕を持って屋敷が配置されてます。
優雅だなー。青蓮院門跡の宝物は国宝の青不動。不動明王は大日如来の化身です。
さらに、小堀遠州作と言われる庭「霧島の庭」も紅葉がすばらしい。
徳川家が絡んだお寺はだいたい小堀遠州。
京都でも有数の紅葉スポットなのに、人がいなくてゆったり見られる。
いいねー、穴場だ。
楓の葉は紅葉してみないと、赤色になるか黄色になるかわからない、というのがなんとも不思議。
そこがまたいいんだけど。
青蓮院門跡
京都府京都市東山区粟田口三条坊町69−1