錦市場でお正月を揃える。年越しそば、おせち、お雑煮をもとめて。【年越しそば編】
京都で揃えるお正月その3。お正月の前に備えるべきものがありました。
年越しそばです。京都でそば、のイメージはあんまりないですが、
錦市場に行けばなんでも揃います。
やっぱりありました!
しかも京都の老舗「冨美家」が出張出店。
京都の出汁で年越しそばをいただきましょう。
「しっぽくそば」という関東ではあまり馴染みのない名前も。
「しっぽく」とは長崎の「卓袱料理」からきており、もともとはいろいろな料理が一堂に、
という意味っぽいです。
そこから、たくさんの具材の入ったそば、特に野菜の具材がたくさん入ったものを「しっぽく」としているようです。
お正月の準備、年越しそばもゲットして、さて、帰ろうかと思ったら、
ん?ものすごい行列、なんだこれ。
行列の先を見てみると、どうやら蛸薬師につながってる模様。
どうやら京都の冬の風物詩、「大根焚き」をやってくれてるようです。
本日は12月31日。まさにラスト「大根焚き」。
「大根焚き」とは、一年の無事を感謝し、来る年の招福を祈るイベントで、
出汁をたっぷり吸った大根をお寺さんが振る舞ってくれるうれし風習。
朝ごはんにぴったり。ありがたや。
除夜の鐘として夜は突いてもいいのかな。
このあたりならアクセスいいですね。
あ、もうないッ!!
と思いきや奥から新しい大根が出てきました。
あぶねー。こりゃ来年もギリギリでいい年になりそうです。
お揚げと大根。甘辛です。
胃にしみわたるー。
さて、家に帰って、お正月の準備をしよう。
そしてその日の夜。大晦日。
京都、「冨美家」特製年越しそばです。
「しっぽくそば」を買いそうでしたが、やっぱり関東の人間としては、海老が入ってないと!
ということでエビ天そばで年越しです。
海老、かまぼこ、お揚げ、三ツ葉も入っておトク。ラクチン。
お値段も500円くらい。ふところにもやさしい。
お出汁も効いたやさしい味。ほっこりするわー。
つつましやかな食事が逆になんか気持ちいい。
贅沢な料理ってなんだか俗にまみれた感じがあるけど、これならなんだか修行僧になったような清らかな気分で、
新たな年を迎えられそうです。
錦市場
京都府京都市中京区西大文字町609番地
075-211-3882