京都で幻のカニ、「間人ガニ」を食べに行こう。その1 行き方編
冬の味覚の王様、カニ。京都は丹後半島には幻のカニ、と呼ばれる「間人ガニ」があります。
「間人」と書いて「タイザ」と読みます。
間人港の沖合から200〜300mのところでしか獲れないカニで、流通量が少なく、
その味はまた格別、と言うことで、憧れのカニです。
ちなみに「間人」の所以ですが、聖徳太子の母、間人皇后(はしうどこうごう)が、
蘇我氏と物部氏と対立を避け、この地に避難してきました。
のちに都に戻ることになり、地名として自分の名前「間人=はしうど」を贈ろうとしたら、
現地の人が「はしうど」と呼び捨てにするのは畏れ多い。
そこで「退座された間人皇后の地」ということで「たいざ」と呼ぶようになったそうです。
これは読むのムリ!笑
当然、変換で出てきません。
というわけで、とある2月、カニシーズン真っ盛りに行きました。
向かうは間人港にほど近い「はしうど荘」。
ちゃっかり皇后の名前、使っちゃってますね笑。
ほかにも「昭恋館 よ志のや」「間人温泉 炭平」などの高級旅館でも食べられますが、
間人ガニだけでも1杯40000円の世界!
ここは宿のグレードは下げ、間人ガニ一本勝負で行きたいと思います。
その点、「はしうど荘」リーズナブルな宿なので一点集中できます。
京都駅から「はしうど荘」への行き方は、「きのさき7号」に乗って1時間半、
福知山で「丹後あおまつ3号」に乗り換え、宮津で丹後鉄道に乗り換えて「網野駅」下車。
そこから宿に連絡しておけば送迎バスで20分。
そう、片道だけで5時間弱コース!! 超長旅です。
5時間あれば新幹線で東京⇄京都往復できますが笑。
もうローカル電車の旅を満喫する覚悟でいきましょう。
実際、そうしました。
たまーにすれ違う電車を眺め、
のどかな日本の田舎の風景を眺め、
たまに読書しながら。
鉄道ファンなら垂涎のコースかもしれません。
ノスタルジックです。
単線をゴトンゴトン。
坂道に入るとシャーっと滑るように滑走していきます。
ゴーーッと勢いよくトンネル内を滑走。
もうすぐ網野駅。
期待も高まってきました。
網野駅に到着!
なんとノムさんこと野村克也さんの生まれ故郷だったんですね。
ファンなのでうれしい驚き。
こんな田舎から立身出世したんですね。改めてすごいなー。
ご冥福をお祈りします。
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