京都の料亭、桂小五郎と幾松のロマンスの舞台が閉店! ありし日の【幾松】を偲ぶ! 後編
京都の料亭旅館「幾松」レポートの後編です。
幕末の志士、桂小五郎とその恋人幾松の出会った料亭旅館です。
今回はありし日のランチをご紹介。
ランチの予約で通されたのはこの大広間。
家族3人でこの広さ。
20人くらいの大宴会ができそう。
このあたりが閉店になった理由でしょうね。。
もったいない!
窓の外には風流な、ちょっと華美な装飾が施された池が。
欄干も風流。
錦鯉も優雅に泳いでます。
そしてランチスタート。見目麗しい。
お皿も上品、色味も考え尽くされております。
行ったのは1月。まだお正月のおせちの雰囲気が漂ってます。
黒豆や甘露煮になど、いかにも新春。
青い割り山椒の器に盛られたのは紅白なます。いくらも乗せて豪華に。
大根と人参のシャキシャキ感、ブルッとくるお酢の味が鮮烈デス。
お椀。薄く乗った聖護院かぶらが半透明できれい。
ゆずの香りがいい。
お造り。
マグロ、イカ、鯛。
それぞれ食感の違うお刺身は変化があって楽しい。
マグロは赤身なのにねっとりとした味わいが美味い!
焼き物。
魚の身がプリプリ。
香ばしく焼かれたホタテも美味い。
幾松はお皿や器がきれい。
パキッとした色使いで華やか。
どことなく花街の香り。
金時人参の赤、、聖護院蕪の白、針生姜の黄色、ほうれん草の緑がきれいどす。
こっくり甘く炊き上げてます。
揚げ物。サクサクと軽やかな歯触りの中に、魚の肝の苦味がハマる。
止まらない味。
これまた美しいお皿。
味わいは玄妙。
最後は食事。
京都のお正月らしく白味噌のお味噌汁。
うーん満足。
デザートはゼリーでさっぱりと。
こんなに豪勢な気分になれるのに閉店かー。
とはいえ、文化財的価値、歴史的価値がある料亭旅館なのでこのまま取り壊し、ってことはないでしょう。
経営再開してほしいなー。
幾松
京都府 京都市中京区 木屋町 御池上がる