4月下旬、まだ間に合う、京都の桜、お花見最終案内。【千本ゑんま堂】
京都の遅咲きの桜の中でもトップクラスなのが「千本ゑんま堂」の普賢象桜。
なんと見ごろ時期はなんと4月下旬!
「桜見過ごしたー!」なんて人にもワンチャンあるありがたい桜です。
こちらが千本ゑんま堂の本堂。まー電車はキビシイです。
京都バスで京都駅からだいたい30分くらいでしょうか。
千本ゑんま堂、正しくは引接寺といいます。
もともとこのあたりは京都三大葬送地の一つ蓮台野(ほかの2つは「化野」「鳥辺野」)。
この地に昼間は宮中で仕え、夜はあの世へ行って閻魔大王に仕えたと言われる小野篁が、
閻魔大王の姿を建立したのが始まり、だそうです。
ちなみに今の地名「千本」は、そんな場所なので卒都婆が千本あったからと言われています。
もう京都は地名の由来、名前の由来がいちいちドラマがあります。
どこまでが本当でどこからが演出なのか、もはや闇の中であります。
と、話戻して桜です!4月20日で満開です。
というのもこちらは日本でも古参の品種、八重桜。
東京にいるとソメイヨシノしかないイメージなので、いろいろな桜の種類があることを忘れがちですが、
こういう桜もあるんです。
で、この桜、普賢象桜と呼ばれてるのですが、なんと原産は鎌倉!
足利尊氏によって京都に持ち込まれたそうです。3代将軍足利義満も好きだったとか。
武士たちに愛された桜なんですねー。
このあたりのことはこちらが詳しいです。
https://www.yoritomo-japan.com/hana-kesiki/sakura/sakura-fugenzo.html
いやー京都御所にある「左近の桜」も足利尊氏が持ち込んだんですねー。知らなかった。
桜一つ取っても、いちいちなんかしらストーリーがあるからやんなっちゃうよ。
一個一個の花がふわふわとしていて、ぽったりとしていて、なんともやさしい感じ。
ちなみにこの桜、散る際は花弁ごとボトっと落ちるので散り桜もまた見ものだったりします。
これだけ武士に愛された花なのにいいのかな?
同じく花弁ごと落ちる椿を、首を切られることを連想するので、武士は嫌ってたが。
いやー人もいなくていいお花見だった。
もしも花より団子という方がいればオススメなのがこちら。
いやただ単にめっちゃ近いから。
雰囲気かっこいい。
ゑんま堂から徒歩10秒くらい。
花見団子に桜餅、まだまだ桜を堪能できそうです。
お花見といえば、ビール、お酒、じゃないパターンもいいですよね。
家帰って食す。
これが期待以上に美味しかった!
もっちりジューシー。甘さ控えめ。むしろお餅の甘さを感じるほど甘さ控えめ。
桜餅のサラサラした舌触りもいい。
ふらっと入っただけなのにあの店もしや名店だった!?
千本ゑんま堂 引接寺
京都市上京区千本通蘆山寺上ル 閻魔前町34番地
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