5月の京都観光に穴場的オススメ! 太田神社の杜若園。
京都は洛北、上賀茂神社にほど近いところにある太田神社。
地元の人の参拝はあとを絶たず、観光名所ではないけど、愛されてる感のある神社。
が、5月ともなるとにわかに活気づく。
というのも、ここの杜若がなかなか見ごたえある。
5月の京都はまず葵祭。が、有名ですが、意外とサラッと知らない間に終わってることが多い。
というわけで、京都の5月は「新緑」がイチオシでしょう。
楓の青葉からこぼれ落ちる木漏れ日は絶景です。
ですが、今回はあえて「京都の皐月の花」を鑑賞できるスポットをご紹介。
と、こんなふうに月ごとに行く場所があるのが京都は楽しい。
例えば6月。6月の京都といえば、ホタル観賞、紫陽花を見に行く、水無月を食べる、など、
やることがたくさんあって意外に忙しい笑。
東京だとどれもやらない。ただただ「早く梅雨終わんないかなー」と願ってるだけなので、
さすが京都と言わざるをえない。
と、話戻って杜若(カキツバタ)鑑賞。
太田神社は上賀茂のすぐ隣。烏丸線の北山駅からだと徒歩30分くらい。
市バス「上賀茂神社前下車」で徒歩10分。
そう、行きづらいんです笑。なので観光客がほとんどいません。
クルマがあると便利。駐車場が5、6台分あります。
ちなみにすぐ目の前で食通の北大路魯山人が生まれたそうです。
そうか、近くにある北大路。それでその名前を使ってたのか!
奥に鎮座するのが本殿。カキツバタ目当てじゃなくてもいい空間だなー。
胸の中を涼風が吹いていくような気分。いいとこだ。
はい、こちらが杜若(カキツバタ)。緑と青のコントラストが強烈。
ぽたっとした花びらとシャープな切れ味の葉もいいコントラスト。
尾形光琳の「燕子花図」でも有名ですね。
カキツバタは「杜若」と「燕子花」、二つの漢字があるようです。
確かに「燕子花図」のように花と葉がパターン化されたデザインを思い出させる。
平安時代にはすでに太田神社の杜若は和歌に出てくるそうです。
1200も前から観光スポットってすごい。
いつもよくわからなくなる、花三種をもう一度復習。
杜若=湿地に咲く。だいたい70cmくらい。ちょっと小振り。
花菖蒲=より地上に近く、背丈も大きい。
あやめ=平地で生息できる。花菖蒲くらい。
というイメージ。だいたい合ってますか?
杜若園を出て、本殿もお参り。
なんか落ち着くいい神社。
上賀茂神社に行く際はぜひこちらも寄ってみてください。
太田神社
京都府京都市北区上賀茂本山340
075-781-0011
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