【中村軒】京都は桂、老舗和菓子店の名物の美味さに130余年続くのも納得しました。
京都、桂離宮に行ったら必ず寄りたい和菓子屋さんが「中村軒」。
130年以上続く老舗ですが、そのスタンスはとてもカジュアル。
そして銘菓がとにかく美味い。一度は食べておきたい逸品です。
場所は桂離宮から徒歩10秒! 桂離宮から道を隔てて向かいです。
京都に入ってくる人、京都に来る人、昔から旅ゆく人の茶屋的な場所だったそうです。
桂川のほとりに構えております。
このあたりに住んでいてジョギングなんかしたら、この茶屋で最後一服しちゃって、
全然ダイエットにならない気がする笑。
老舗らしい堂々たる店構え。
今日も京都とて千客万来。
老舗ですがなんだか空気感がおだやかです。
店先に並ぶ魅惑の和菓子。
なんかどれも美味しそう、という前にほのぼのする。
いくつか買っていこう。
うーん店内もシブい。
額縁の文字は誰なんでしょう。
靴箱が公民館みたいで和む。
店の奥の茶店へ。畳敷き。
田舎のおばあちゃん家に来たかのようなアットホームな雰囲気。
和菓子屋さんですが、お蕎麦やうどんも食べられるのでランチ利用もできます。
が、もう頼むのは決まってます。
中村軒の名物、麦代餅(むぎてもち)!
名前の由来は、昔、農作業をの合間にこの和菓子を配って歩いてたそうです。
そしてそのお返しに、原料となる麦をもらっていたそう。
それで麦で代わり(代金)とする餅とのこと。
なかなかほのぼのとしたいい話。
北海道産の小豆、備中産の白小豆など国産のみを使用。
おいしさの秘訣は、おくどさん(かまど)でじっくりと粒餡を炊きあげるからだそうです。
ガスの火と違い、余熱でじんわり炊くのがいい効果を生むそうです。
そんなに甘党じゃない自分でも、こりゃうめー!
きなこもパサパサして基本好きじゃないですが、ここのはなんか好きでした。
餡もジューシー。甘さ抑えめで絶妙。
何個でも食べたくなる味。全体的にしっとりしていて喉越しがいい。
麦代餅が美味しかったので、饅頭も買ってみました。
こちらは「水尾」。柚の名産地の名を冠したまんじゅう。
水尾の柚子をたっぷり使ったさやかな味わい。
こちらは「うぐいす餅」。
淡い薄黄緑色が名前の由来でしょうね。
希少な青大豆を使った青きなこ(あおす)と青えんどう豆のこし餡、がこの色味を作ってます。
こっちもさわやかな甘さだなー。
確実に甘い物でカロリー摂ってるのに、ヘルシーな気分になるお菓子。
いやはや、なんとも素朴な味わいが名店、老舗らしい。
これはあと100年は軽く続く気がしました。
中村軒
京都府京都市西京区桂浅原町61
075-381-2650
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