【平八茶屋】京都で400年以上続く岩盤浴”かま風呂”を体験してみた! 





創業400年以上の老舗料亭旅館「山端 平八茶屋」。

岩倉具視、夏目漱石、北大路魯山人ら食通や文化人、政治家までを魅了してきた名料亭です。

と、前回、名物麦飯とろろをご紹介したものの、実はもう一つ、お目当てがありました。

それが「かま風呂」ですっ!!

平八茶屋31

こっちはかなり隠れた名物と言える代物です。

壬申の乱の時、大海人皇子(後の天武天皇)が背中に矢傷を負って、この近くの村人たちが、

室(むろ)を作って温め、治癒したそうです。

もうちょっと北に行くと「八瀬」という地名がありますが、昔は「矢背」と書いたそうです。

また、風呂(ふろ)はもともと室(むろ)から来てるそうです。

なんか、まーいろいろ勉強になりますね笑。

平八茶屋33

という訳で「平八茶屋」。料亭旅館としてこんなにも美しい庭園を所有してますが、

かま風呂も入れるというわけです。

が、気をつけるべきは食事をしたお客さんのみ、利用可能ということ。

平八茶屋32

なので、個室利用の懐石料理もいいですが、もし、かま風呂を安く利用したい、

ということであればランチの「麦飯とろろ膳」3500円がオススメです。

 

これプラス1000円の「かま風呂」のお一人様4500円が最安値の組み合わせでしょう。

平八茶屋34

先にご飯か、かま風呂か、が選べます。

昔の旅人のパターンだと、まずかま風呂に入って汗を落とし、ゆっくり食事、

というのが定番だったそうですが、今回は腹が減ってたので先にランチを食べてしまいました笑。

で、お庭を散策していよいよかま風呂へ!

平八茶屋29

満を辞して行くと、なんと貸切っ!! 男女別でそれぞれ一棟貸切とは贅沢。

いまどきあんまりみんな興味ないみたい。

家族三人で二棟、自由に使えます。

平八茶屋12

はい、こちらが「かま風呂」。確かに完全に「かま」ですね。

なんだか窯のような、それでいて神道の儀式に使いそうな不思議な物体。

おもしろいな。

平八茶屋16

脱衣所広々。これはありがたい。

ドライヤーや洗面台、トイレ、湯船も完備。

これで1000円って安い。

平八茶屋15

実は池の上にせり出した建物なので、下には鯉が泳いでいます。

なんだか不思議な空間だなー。

平八茶屋14

もちろんバスタオル、小さなタオルも完備。

こういうのレンタル代としてお金取るとこあるけど、ここはナシ。

平八茶屋13

ちょっと変わってるのが、こちらの枕。

磁器でできております。固い。けどコリコリして気持ちいい。

平八茶屋18

脱水症状にならないよう水も完備。

何かあった時用の電話もスタンバイ。

なんだかすごい熱いの?っとちょっとビビる。

平八茶屋10

はい、じゃーいよいよ行きますかー。

なんかちょっと緊張する。

平八茶屋11

中はこんな感じ。

閉所恐怖症の人はやっぱりダメですかね?

温度はだいたい50度くらい、だそうですが、この日は40度くらいじゃないかな。

汗をかくほどじゃなくて、じんわりとあったかい感じ。

これなら何時間でもいられそう。

冷え性の人にはいいでしょうねー。

これってよく考えたら岩盤浴じゃないですか。

こんな昔から日本人は岩盤浴してたんだなー。というか、むしろ貴重なお湯が使えなかった昔の日本、

って考えるとむしろこっちのほうが一般的だったのかな。

平八茶屋17

最後はそのまま湯船につかってさっぱり。

京都の地下水を使ってるので、なめらかな肌触り。

シャンプーやボディソープも完備で、しっかり日帰り温泉しました。

平八茶屋3

外に出ても真冬でもポカポカ。

しばらくコート要らず。

最後に売店で「麦とろ饅頭」をお土産に買って帰るのも乙なものです。

食事からお風呂まで、身も心も文字通り温かくなって、楽しく堪能させていただきましたー。

 

山ばな 平八茶屋 京都府京都市左京区山端川岸町8-1
TEL:075-781-5008

 


京都食べ歩き ブログランキングへ

京都府京都市 ブログランキングへ
にほんブログ村 旅行ブログ 京都旅行へ
にほんブログ村
にほんブログ村 グルメブログ 京都食べ歩きへ
にほんブログ村



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA