京都の民芸品とカフェとタイ料理のお店「コイコイ商店」が摩訶不思議のオーラを出している。
京都の西陣エリアはディープな京都の魅力にあふれていて、観光におすすめのエリア。
土地柄からかどうも職人気質な店が多い。
今回ご紹介する「コイコイ商店」もそんな店主のこだわりが詰まった摩訶不思議なお店。
まず不思議なのがこの外観。
店名は「コイコイ商店」なのに、看板は「上海航路」。
と言うのももともとはおでんや一品料理を出す居酒屋だったようですね。
それにしても趣深いいい建物です。
「コイコイ商店」への行き方は烏丸線鞍馬口駅からだと20分くらいかかっちゃいますかね。。
この行きづらさが観光客を遠ざけ、いい感じの雰囲気作りになってるんですが。。
大宮通りと鞍馬口通りが交わる角にあります。
どちらも楽しいお店が集まる人気ストリートです。
外から看板を見てみると、
「民芸と喫茶」
「タイ料理」
「壱岐の麦焼酎あります」
ともう何の店だかわからない笑。
とりあえず中に入ってみる。
どうやら民藝を売っているお店なんだけど、カフェもやっててタイ料理も出すお店のようです(そのまんま)。
でも一番やりたかったのは民藝っぽい。
「日本中を旅して出逢った職人さん達のつくる民衆的工芸品を扱っております。お気軽にどうぞ」
とのことでした。うーんそんな仕事楽しそう。羨ましいな。
店内はいろいろゆっくり見たいのですが、ずっと店主に見られてなんかいづらい笑。
小さな店ですからね。店主はワイワイ話す、と言うよりは静かなイケメンタイプ。
なんとなーく気まずい気分になってきたので、このお皿はどういう?的な感じで話しかけてみる。
すると、意外に気さくにいろいろ話してくれる。なんだいい人そうじゃん笑。
店主、イケメンでなんか損してますね笑。
「このお皿、よく見るけど有名なんですか。どこで作られてるんですか」
など聞いてみると、スラスラと解説してくれました。
やっぱり民藝が好きなんだろうな。
どれもセンスを感じるいい感じの器です。
ちょこちょこ解説があって、例えば、
「鎬(しのぎ)模様=ヘラで削って稜線をつくります。日本刀の鎬からきています」
など、ふーんとなるうんちく。ちょっとした美術館のようで楽しい。
これだけこだわってるなら、タイ料理もカフェのコーヒーも美味しそうだな。
次はぜひ、喫茶かタイ料理を味わってみたいです。
コイコイ商店
京都市上京区筋違橋町583
075-406-7240