【平野屋】京都嵐山観光で一足伸ばして食べたい400年愛された名物スイーツ「志んこ」
京都のはずれ、愛宕山の麓、400年以上の歴史を持つ「平野屋」。
まるで日本昔ばなしのような世界で、京都の大自然に溶け込むような空間でお茶を一服できる。
愛宕山詣での人から江戸時代から愛されてきた平野屋名物「志んこ」をいただきましょう!
「平野屋」への行き方は、嵐電の嵐山駅から清滝行きのバスで15分ほど。
ですが、ここはぜひ徒歩で行ってもらいたいところ。歩きだと30分くらいかかりますが、
嵯峨野の風情を感じるなら歩きがいい。
こちらがお店の外観。うーんシブい。日本昔ばなしの家。
苔むした屋根が侘びまくってます。
母屋の一番最近のリニューアル天保年間に遡るという気の遠くなる話。
この縁側に愛宕山に詣でる人が座ったんでしょう。
創業400年以上と聞くと、格式高い老舗をイメージしてしまいますが、
平野屋は歴史を感じさせながらも、当時から庶民を相手にしてくれてた感があって居心地がいい。
時代劇じゃないです。現実の世界です。
ちなみに看板にある「むしやしない」とは、お腹が空く虫を養ってあげる、つまり軽食的なものありますよーという意味。
ちなみに隣にも似たような建物があります。
昔は愛宕山信仰で参詣者の往来が多く、こういった店がいくつも軒を連ねていたそうです。
平野屋に戻って店の前の石に気づく。
お亀石。これに触ると愛宕山に登るのが楽になるという言い伝えがあるそうです。
全然知らずに登っちゃったなー。
店内も博物館級。おくどはんなど、当時から使われていて、かつ現役。
こっちのお座敷は新館なんでしょうね。
鮎が人気の料亭的な一面もあります。というかこっちがメインなんでしょうね。
が、庶民は和風テラス席とも言える縁側で十分。
旅情を味わえる風景。
開放感があって気持ちいい。
注文してほどなくして出ました名物「志んこ」。
お餅がぐにゅぐにゅとなっているのは、これから登るであろう愛宕山の九十九折りの山道に見立てているとのこと。
昔と変わらず、今でも薪を使っておくどはんで蒸しています。
白のプレーンなお餅、抹茶、ニッキの三種類。
素朴な味わいでホッとします。これ食べて「よし!愛宕山登るぞ!」って気分、わかります。
夏でも熱い抹茶がハマる。塩気のある桜の花びらがすっきりと癒してくれます。
くにゅくにゅとしてもちもち。
食感がいいですね。
今度は料亭ゾーンで鮎を食べてみたいものだ。
平野屋
京都市右京区嵯峨鳥居本仙翁町16
075-861-0359
[京都市右京区嵯峨鳥居本仙翁町16″]
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