【ほっこりや】京都ミシュラン常連の居酒屋、その愛され続ける理由とは?
京都は先斗町、歌舞練場の向かいにある、おばんざいとおでんの店「ほっこりや」。
京都ミシュランに愛されてもう10年くらい一つ星を撮り続けてる名店です。
そんなに格式貼った感じもなく、よく言えば親しみやすい店、悪く言えば、ありがちな、とまでは言わないが、
こんな感じのお店、探せばあるよね?的な、お店。
というわけでどのへんがいいのか、ちょっと見に行ってみましょう。
「ほっこりや」への行き方は三条駅から徒歩7分ほど。京都市役所駅からも近くアクセス至便。
先斗町歌舞練場の向いのビルの2階です。
ミシュラン一つ星にしてはかなり庶民的。そして店の場所を知らないとなかなか足が向かない場所です。
こちらが外観。お、ちょっと隠れ家感あって、ビルの雰囲気に似つかわしくない品のある雰囲気。
そして扉を開けようとすると、、開かないッ!!
張り紙をみると、「開きづらくなっております」的なコメントが。
成人男性が力いっぱい開けてみると、やっと開いた。
このあと待ち合わせした連れも「開かないんだけど?」とラインが来るほど笑。
これがミシュラン一つ星の凄みなのか。
店内入ると、10名ほどの掘りごたつ式カウンター。
あーこれいいね、店名の通りほっこりする。
ちなみにこの「ほっこりする」。意味は「心が安らぐ、癒される」がメインですが、地方によって意味が違います。
石川県や福井あたりだと、「本当に」という意味で使われるそうです。
京都のほっこりもちょっと違うそうです。
「体は疲れてるが、心はなんか満たされた状態」を言うそうです。
まー「お仕事1日お疲れさま、ここで心安らいでください」と言う意味の店名なんでしょうね。
さて料理。なるほど美味い!
牡蠣は甘辛く、中はトロリ。これはおばんざいの域は超えている。
お酒も進む。
里芋と鶏肉を煮たおばんざい。
これはどこからどう見ても、おばんざい。というか家庭料理ど真ん中ストレート。
ちゃんと美味しい。滋味あふれる。突飛な感じがしない。
普通の最高級というか。
おでんもよし。
特に際立ったスペシャリテがあるわけじゃないんですが、どの料理も普通の範疇で最高点を叩き出してくる。
これで懐にもやさしい。
そして、女将さんも適度な接客がありがたい。
話かけすぎず、ほどよくたまに話かけてきたりして。ツンとしてないし、おもてなし感もそれほどない。
なんか京都人ぽくないな笑。
というわけで、ミシュラン一つ星の理由はイマイチよくわからんのですが、
居心地のよさと、普通の最高点が気に入ったのでした。
ほっこりや
京都府京都市中京区 三条下ル歌舞練場前 ニュートーヨー会館2F
075-213-2250