【フランソア喫茶室】京都のレトロカフェの中でも一番の老舗には珈琲嫌いの映画人も好きな珈琲がある。
京都のレトロ喫茶の中でも一番の老舗「フランソア喫茶室」。
喫茶店として日本初の国の登録有形文化財となってることでも、レトロ喫茶の老舗を裏付ける。
イタリアの船をモチーフとした外観。
1934年創業当時、船で移民たちが世界中を移動していたそうで、そこから着想を得たそうです。
今もそうですが、当時はさらに京都の町家が並ぶ中で異質な存在感を出していたことでしょう。
ディズニーランドのレストランのようです。
フランソア喫茶室への行き方は、河原町駅、祇園四条駅より徒歩4分。
四条通りから木屋町西通りを南に言ったところにあります。
この辺りは迷路のように路地が入り組んでいるので、ちょっとおもしろい。
創業者は画家を志していましたが、反戦の気持ちが強くなり、反戦運動家となった人。
そのため、文化人や反戦を唱える人たちのサロンのような場所となったそうです。
なんかもうそのあたりの成り立ちがすでにドラマチック。
店内も世界観が貫き通されております。
優雅です。白い漆喰があたたかみと気品を漂わせております。
スタイルはとにかくヨーロピアンスタイルです。
お店の人もメイド服のような制服で、やっぱりディズニーランドっぽいです笑。
この制服を着たいからここでバイトしたい、という学生多そうだな。
レトロ喫茶というと、ある程度経年劣化には目を瞑るべき、と思いがちですが、
こちらのお店にはその心配は無用。
きれいにしてます。
店内にはクラシックが流れ、シャガールや竹下夢二などの絵が飾られ、古き良き時代を演出。
ずーっと変わらないんでしょうね。
なかなかクラシカルな雰囲気ですが、ビシッと子供と2人で来訪。
ま、子供連れでもいけます。
フレッシュクリームの入ったアイスコーヒー。
その昔、この店の常連だった、俳優、映画監督の宇野重吉さんが苦いコーヒーが苦手だった。
なんとかコーヒーの美味しさを知ってほしいと思った創業者の奥さんが考案したのがこちらのメニュー。
フレッシュクリームが苦味を和らげます。
宇野さん、いい大人なのに無邪気でいいですね。
フランソア喫茶室
京都市下京区西木屋町通四条下ル船頭町184
075-351-4042
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