京都の伝説の和菓子職人の流れを汲む「おやつaoi」のセンスがすばらしい。【前編】
京都の和菓子職人ユニット「御菓子丸」をご存知だろうか。
京都に来て間もないころ、京都人の友人に「お菓子の展示会をやってるから見にいこう」と誘われ、
行ってみたのが件の「御菓子丸」がユニットを解散、ラスト展示会でした。
まー衝撃を受けました。和菓子と聞くと当時は古臭いイメージでしたが、
まず和菓子の名前が「テトリス」だったり、現実世界にありそうな木の実がお菓子だったりと、
その奇天烈仰天なお菓子の数々に「これが京都の和菓子の最先端か!」と思ったものでした。
これほどの新しい感性を持つ和菓子があることを知らなかったことにも驚きました。
もっと全国区になってもおかしくないのに。
そう言えば、京都人の奥ゆかしさなのか、京都ではあんまり手を広げないタイプのお店をよく見受けられます。
例えば京都のとある老舗うどん店も、チェーン展開なんかしたら、
あっという間に全国区の人気になりそうですが、自分のサービスのクオリティが下がるくらいなら、
今のままでいい、と言っていたり。
京都は創業100年を超える企業が日本一多いですが、こう言う身を弁えた考え方がその理由の気がします。
ちなみに「御菓子丸」、現在は通販やいくつかのカフェへの限定販売で復活しています。
気になる方はこちらの記事をどうぞ↓↓↓
【木と根】京都のスイーツ、器のセレクトショップで京都でしか食べられない「御菓子丸」に出会えた。
急拡大して落ちぶれたお店、昔からよく見てたのんでしょうね。
と、前置きかなり長くなってしまいましたが「おやつaoi」。
その「御菓子丸」でアシスタントとして働いていた方のお店になります。
場所は京都は洛北、紫竹エリア。このあたりはほとんど住宅街なのに、
和菓子の名店「嘯月」もあったりと、意外にもスイートエリア。
なぜなんでしょう?
行き方は電車なら「北大路駅」下車徒歩20分くらい。遠い笑。
バスなら市バス9、37、4系統でバス停「下岸町」下車徒歩2分。
クルマで行くなら堀川通りを北山通りより北に向かい、「堀川玄以」交差点の一つ前を左に入るとすぐ。
一応、上の写真が曲がる角なんですが、目印がなくてわかりづらいですね。。
この辺りは一通がめちゃくちゃ多いので、見落とすとグルグル回ることに。
こちらのいい感じの外構えの町家の一軒が「おやつaoi」。
ここまで来るのもなかなか一苦労でしたが、実はその前にも注意点があります。
まず、金曜と土曜しかやってない笑。当然なくなり次第終了なので、
土曜日なら昼過ぎまでには行っておきたい。
たたずまい、おしゃれです。
まさかここであのおしゃれなお菓子が売ってるとは思えないくらい、質素な店構えが逆におしゃれ。
この探し当てる感もまた、ぞくぞくします。
カラカラカラ〜っと玄関を開けると店内。狭ッ笑。
奥が工房らしく、もうお店エリアは本当に狭小。テイクアウトのみです。
自分のできる範囲、って感じです。
ショーケース。雑誌やインスタでもよく見かける逸品から、お店に来ないと出会えない逸品が一堂に。
「ねこ最中」は「おかしaoi」の代名詞的お菓子。
ほんと一時期、雑誌やインスタでよく見ましたー。
こちらも有名、「季節のおだんご」。
これも食べたいなー。ゴクリ。
が、今回食べてみたかったのは、この2品ではないです。
今回食べたかったのは。。
「柚香の道明寺羹」三一〇円也!
「徳島県特産の柚の仲間の柚香(ゆこう)。柚よりもやわらかな酸味と甘みを活かし、
道明寺羹に仕上げました」とのこと。
みずみずしいー! さわやかな酸味と涼やかな甘さ。
ぷるんぷるんのちゅるんちゅるんです。
柚のフレッシュ感と和菓子らしい上品な味わい。
一瞬で食べ終わってしまったー。
現代の感性と歴史ある技術、自然の恵と人間の工夫、すべてがここで出会った感じです。
二品目に続く!
おやつaoi
京都市北区紫竹下園生町38-10
11:00〜
営業日 金曜日、土曜日
詳しくは公式インスタへ
https://www.instagram.com/oyatsu.aoi/?hl=ja
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