【ZEN CAFE】京都の老舗和菓子店がプロデュースする祇園の隠れた大人のカフェ。
京都で300年以上の歴史を持つ老舗和菓子店「鍵善良房」がプロデュースするモダンなカフェ「ZEN CAFE」。
京都祇園の路地の奥で、ひっそりと佇む雰囲気のいいカフェです。
祇園の花見小路などは観光客でひしめいていますが、ここは別天地の静けさで落ち着きます。
「ZEN CAFE」への行き方は祇園四条駅から徒歩6分ほど。
大通りから外れ、町屋が並ぶ路地に突如、おしゃれな外観。
老舗がプロデュースといっても、完全に別ライン。
すっきりミニマルなデザイン。
ぱっと見ギャラリーのようです。
一枚檜のバーカウンター。
ずっとこもりたくなるほど居心地いい。
雰囲気は大人なカフェですが、もちろん子供連れもOKです。
一人でも来やすい半個室的席もいくつか。
配慮がありがたい。
4人掛けのテープル席も半個室。
北欧家具と白い壁、落とした照明、心静かにしてくれます。
窓の外は町屋が並ぶ石畳の通り。
このあたりは祇園でも人通りが少なく落ち着きがあります。
ラグジュアリーな皮の椅子にコーヒーを飲みながら読書に耽りたくなる。
次回は一人で来てみよう。
上生菓子とコーヒーのセット。
本店に比べてかろやかなメニュー。とはいえ味は本格派。
求肥の羽二重餅でゴボウと白味噌を包んだ上質な逸品。
やさしい甘さ、やさしい食感。そこにゴボウのアクセント。
季節感ごとに上生菓子が変わります。
行ったのは一月なので、平安時代から新年行事などでも供される菱花餅です。
実は昔「美味しんぼ」にも出てきた銘菓で、食べてみたかったのでうれしかった笑。
マンガのほうは鎌倉の和菓子屋さんで、あんこでしたが、さすがは京都、白味噌餡です。
確かに白味噌合うなー。
こちらは葛餅。
食器もおしゃれだなー。
本家「鍵善良房」のスペシャリテと言えば「くずきり」なので、こちらも頼んでみました。
クニュンとした独特の食感がさすが。
きな粉も上質だなー。
老舗の上にあぐらをかかず、常に新しいもの取り入れて新陳代謝をしていますねー。
でないと300年も生き抜いていけません。
最高級のものを、最高級の空間でコスパよく体験できるいいカフェです。