京都「洋食の店 みしな」は舞妓さんも通う大人の洋食屋さん。
京都人は意外にも洋食が好き。もともと流行りすたりの激しい都で生活していただけに、
ずっと和食が好きなわけではなく、案外、ミーハーなのかもしれません。
日本に洋食が入ってきたときも、おそらくいち早く口にしてみたのではないでしょうか。
そんな京都人ですら憧れの洋食屋さんが「洋食の店 みしな」。
観光客でごった返す二寧坂の路地を一本入ったところに、ひっそりと、それでいて気品たっぷりの店を構えております。
実は自分も京都人の友人のおすすめで来ました笑。
でないと、なかなか入りづらい構え。
お昼時を過ぎて、電話してみると空いているとのことでいざ。
店内はなんだかアットホーム。
それもそのはず、親子二代、お父さん、お母さん、息子さんがデフォルトでやってます。
「小さなお子様連れの方は、入店をお断りする場合もあります」とのことで、
小学生の子供連れの当方、ちょっとビビりましたが、案外大丈夫。
一番、怖そうなお母さんが、お客さんに対して、と言うよりは、まるで親戚のように子供に接してきます。
「もっと食べる?」みたいな、フランクさ笑。
お客である前に、私は年上です、みたいないかにも京都人らしい年配の方の接し方です笑。
さて、おすすめはやっぱり「フライ定食」3700円也。
アスパラのポタージュ(写真撮り忘れました。。)からの、こちらです。
メインはカニクリームコロッケ、エビフライ。
コロモがカリカリ、キメの細かいコロモでいかにも上品な食感です。
カニクリームコロッケもトロリとしたクリームが気品漂います。
なるほど絶品。
洋食屋さんでも、最後はお茶漬けでサッパリと。さすがは京都。
これが確かに合う。
油っぽかった口の中があっという間にスッキリします。
ちりめん山椒、漬物とたくさん種類があって目にもあざやか。
漬物だけじゃなく、お茶自体もいいもの使ってるなー。
味わいが深く、さわやかな風味。
洋食屋さんなのに、和食屋さんの店を出たような胃の軽さ。
年配の方を連れてくると喜ばれそうだな。
2週間煮込むという自慢のビーフシチューも気になる。
今度は父親、母親を連れてきたい、そう思わせてくれるお店でしたー。
洋食の店 みしな
京都市東山区桝屋町357
075-551-5561