【鳥岩楼】京都西陣で鍋! 個室なのに安い老舗の水炊きはどうでしょう?
ミシュランにも掲載されている京都は西陣の老舗「鳥岩楼」。
ランチは一年を通じて親子丼が人気ですが、寒くなってくるとやっぱり鍋がいい。
京都の鶏鍋と言うとすき焼きのような出汁で煮込む、甘塩っぱい系も強いですが、
ここのはガッツリ白いスープの水炊き。鶏鍋はこっちのがほうが好みだなー。
町家の立ち並ぶ雰囲気のいい西陣エリアで一際目立つ「鳥岩楼」。
町家を改修してお店にする、というスタイルの先駆け的なお店だそうです。
今出川駅からだと徒歩20分はかかってしまう。西陣ですからね。
市バス201・203系統「堀川今出川」下車だと徒歩5分。
クルマなら水炊きを頼む人なら駐車場の利用可。
見た目はぶっちゃけ完全に旅館ですね笑。
周りの雰囲気によく溶け込んでおります。
店内も完全に旅館です笑。
町家の民家を改修したそうですが、コレは相当立派なお宅です。
中庭をぐるっと囲む形でお部屋があります。
1階は2部屋、2階は3部屋くらい。それでもう満席となります。
お部屋に通される。というか全室個室です。
ん?? ちょっと怖い。おもてたんと違う笑。
歴史が感じられすぎる。。もうちょっときれいだったらよかったのになー。
まーでも個室で仲居さんも付いて、水炊き一人6000円は安いかなー。
このあたりは判断が分かれるところかと。
食前酒として梅酒が登場。
残念ながら車なんで。。
お鍋の前に前菜的なものが付きます。
ナスの田楽、冷製の鴨肉、そして鳥のレバー。
コレはお酒が進みそうですね。
で、さっそく鍋開始。
濃厚そうな白濁スープが見た目に食欲をそそる。
ぷかぷか浮かぶシイタケも確実にいい出汁出してくれそう。
まずはスープのみをいただく。
上にパラパラっと浮かべてるのは京都らしく山椒。
フーフー、ズズーー。う、美味い! あったまるーー。
これでラーメン食べたら美味いだろうな。
そういや鶏肉どこだろうなーと思っていたら、白く濁っていて見えなかっただけで、
すでに鍋の中に入ってました。そりゃそうか笑。
白いスープの中から取り出したるは鶏肉。そしてこれまた京都らしく生麩。
生麩って意外と家で使いづらい。というか生麩を入れるレシピがなかなかない。
なくても成立するというか。。が、今度鍋とかに入れてみようかな。
トゥルンとした食感がトロリとしたスープにあうわー。
ポン酢風味のタレでいただく鶏肉。
けっこう大ぶりにカットされた鶏肉で、食べ応えあり。
個人的にはタレなしで、スープと一緒に食べたいかも。
なので、このあとは多めにスープを取り、タレと混ぜて自分好みの味に調節。
スープはどんどん足されていくので心配無用。
あっという間に体があったまっていく。
というか暑い! これは冬の鍋の醍醐味、というかありがたいポイント。
体の中から温まる。
野菜だって、このスープと一緒に食べて不味いわけないじゃないですか。
野菜、脇役感ゼロ。主役級に美味い。
京都らしく湯葉も。これもトロトロ、チュルチュル、やさしい味。
〆はもちろん雑炊なんだなー。
今までのが壮大な予告編で、これが本編みたいなもんです。
これまた京都らしい九条ネギが細かく合えてあります。
玉子はまるでみじん切りのように細かく入ってます。
もはや食べるというより飲む。歯がいらない。鶏の旨味ギッシリ。
絶対そのへんの薬飲むより体にいいよ、と思ってしまう、いかにも体に良さそうな味。
これ、風邪引いた時に食べたいよなー。
ちなみにこちらが鳥岩楼の「ポチ」。とても人なつっこい。他に「チビ」も。
当然、お客さんの前には出さないようにしてるっぽいのに、トコトコっと歩いて近づいてくる笑。
癒されるわ。
鳥岩楼
京都市上京区五辻通智恵光院西入ル五辻町75
075-441-4004